菊池投手への大甘査定と、山川選手の交渉へのマイナス。

お早うございます。球団の杜撰な査定に困惑しているtthgです。

昨日菊池投手の契約更改があり、以下のように報じられている。

西武菊池雄星投手(26)が8日、メットライフドーム内で契約更改交渉に臨み、140%増の2億4000万円でサインした。(中略)(金額は推定)

日刊スポーツ,2017年12月9日7時34分配信,西武菊池雄星メジャー封印「来季は日本一を目指す」より引用,2024年1月22日最終閲覧

1.4億円増。正直高すぎる。確かに今年の菊池投手は素晴らしい成績だった。しかし、菊池投手はすでに1億もらっている選手である。億単位の年俸をもらっている投手に期待される成績は、1,000万の投手に比べて高くなる。今年の成績は数字だけでも「期待通りではあるが、期待以上ではない」。

加えて、肝心のホークス戦で0勝4敗。しかも惜しくも負けたではなく、滅多打ちにあいどう考えても投手の責任で負けた試合ばかりである。菊池投手は「エース」として期待されている投手であり、エースは上位との試合で勝つことが期待される。その期待に応えられなかった菊池投手の査定は厳しくなってしかるべきである。

さらに言うと、ライオンズの査定は「3年やってなんぼ」が基本であり、継続性を高く評価するはずであるが、菊池投手は一体何年活躍したのだろうか。どうひいき目にみても、きちんと活躍したシーズンは去年と今年だけ。しかも去年は本部長がお好きな「通年」ではなかった。これでは、倍増すらあり得ないというのがtthgの見解である。

おそらく、メジャー挑戦への引き留め工作のつもりなのだろうが、メジャーのトップの年俸は二桁億の世界。田中将大投手が20億を超える年俸を獲得している。菊池投手の目線は、ここにあるのではり、1億ちょっとの金で解決できる問題ではない。本気でメジャー挑戦を阻止しようと思ったら、5億の5年契約位を提示して、プラスアルファ金では買えないなにかを提供しないと話にならない。(この選択は年俸バランスが崩れるので、tthg的にはお勧めしないが)

仮に、メジャー挑戦を阻止できるだけの自信がなく、数年でいなくなりそうなのであれば、調停で負けない範囲で安く抑えて、他の選手に投資した方がなんぼかましである。今回のような中途半端な対応では金だけ失って、エースも失うという最悪の未来しか見えない。

一方、先日、山川選手の提示額について低すぎると意見を書いた(記事を書いた後、球団提示がさらに低い可能性が判明した)が菊池投手は高すぎる。これは、今後の山川選手との交渉がさらに困難になったことを意味する。そして、来オフにもメジャー挑戦が有り得る菊池投手より、山川選手のほうに投資すべき理由もある。とりあえず、次回の交渉でしっかり譲歩しないと本気で調停行きの状況であることを球団側は十分認識して欲しい。

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