黄金時代の思い出⑦1991日本シリーズ(ライオンズVSカープ)

今晩は。tthgです。今回は久しぶりに昔話です。

1991の日本シリーズは、あまりメディアで取り上げられないが、tthg的には名勝負だったと思っている。本シリーズの一番のポイントは、5戦、6戦のカープの投手起用。第5戦にカープは第2戦で勝ち投手となったエース川口投手を中3日で登板させ、見事に勝利し、3-2で王手をかける。続く第6戦6回同点の場面で川口投手を連投で登板させるも代打鈴木康友選手に手痛いタイムリーを浴びて敗戦。

カープの一連の投手起用は「勝ち急いだ」印象がある。中3日の強行軍で川口投手を起用して勝利するも、6戦の投手起用に無理が生じてしまった。続く7戦でも川口投手は3連投で登板し打たれている。5戦で先手必勝で王手をかけたのだから、6戦は川口投手を休ませて、7戦目に佐々岡投手、北別府投手、川口投手の3投手をすべて投入して勝ちに行けば、逆の結果もあった。

もう一つ、ポイントは佐々岡投手の起用法。佐々岡投手は1,4,7戦に登板している。弱者の兵法としてエースを3回登板というのは当時一つの選択肢だったが、この戦法はtthg的にはあまり賢い選択ではないと思っている。1,4,7線起用の最大のメリットは先発3番手の投手の登板回数が1回へり、エースの登板回数が1回増えることである。しかし、エースの3回目の登板は中3中2という強行軍になるため、本来の力を発揮できる状態にないことが多い。それなら、3番手の投手を比較的フレッシュな状態で投げさせた方が良い場合が多い。

日本シリーズにおいては、勝ちが期待できるベテラン北別府投手が3番手に控えていただけに、佐々岡投手は1、5戦+7戦のショートリリーフのほうが勝利確率は上がったはずだ。

エース1,4,7登板は3番手の投手が致命的に弱くて、疲労困憊のエースのほうが全然ましという状況か、4番手の投手が致命的に弱くかつ2,3番手の投手に中3が耐えられる場合(エース:1,4,7戦 2番手:2,5戦 3番手:3,6戦に登板)に限られるとtthgは考えている。最も、中4すらしなくなった最近では、検討にも値しない作戦なのかもしれないが。

他にも、3戦目の北別府投手と渡辺SDの投げ合いと、秋山選手の一発で勝った試合など見どころは多彩だった。DVDがあったら買いたいのだが、tthgの知る限り存在していない。もしどこかに存在しているならコメント欄で教えて頂ければ幸いです。

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