tthg的やらかしドラフト7選（2008～2022）

今晩は。NBAのやらかしドラフト動画を見て野球版をやってみたくなったtthgです。

今日は少しドラフトの事後評価について書いてみたい。特に各球団が「やらかした」ドラフトについて。ただし、単純に活躍しない選手を上位指名したというだけでは面白くないので以下の基準で「やらかし」を判定したい。なお、対象は希望枠のなくなった2008以降。

1.指名権獲得のケース
①：対象は1-２巡目のみ
②：1-2巡目以内に指名した選手と同ポジションの選手が他球団に指名されている。
③：②で指名された選手の比較で著しい差がついたケースを対象とする。
④：③の比較は指名順で後に指名された選手が活躍した場合のみ行う。
（１位の選手より他球団の２巡目指名が活躍したケースや、２巡目のウェーバーで指名順先の選手より後の選手が活躍したケース）

2.抽選になり外れたケース
①：１巡目の最初の指名で抽選になったケースは除外
②：外れ一位以降の抽選においては、それ以降の他球団指名で外れた選手と同ポジションの選手が著しく活躍したケースは指名権を獲得した場合と同様に対象とする。

3.高卒とそれ以外について
同じ指名でも高卒の場合はポテンシャル込みの指名のため同ポジションの大卒社会人が活躍しても基本的に対象とはしない。ただし、参考材料にはする。

これらの条件を設定するのは、基本的に各球団の補強ポジションが違うので後順位指名で他ポジションの選手が活躍しても単純にやらかしとは判定できないという理由である。また、一巡目の最初の指名での競合は「他球団との競合やむなし」という判断で指名されるぐらいなので、期待度が他の選手とは大きく違う。そのため、必ずしも補強ポジションでなくても「絶対的エース」や「四番」に育つことを期待して指名しているケースがあり、単純に同ポジションの選手を球団が必要としていたかが不明なので評価は保留する。

それに対して外れ一位で指名の場合は現実的な補強ポジションを指名する可能性が高いので比較対象に含める。順位を1-2巡目に限るのは、いわゆる掘り出し物との比較を避けるためである。3-5巡目で指名される選手はそこまで指名されないのはなんらかの事情がある可能性が高く、スカウトの失態ではあるが、「やらかし」とまでは言えないからだ。

2010年バファローズ外れ外れ外れ１位の後藤駿太選手
理由：2巡目で完全な上位互換である西川選手が指名されていて、西川選手に甲子園出場歴があるため知名度的にも言い訳できない。また、大卒ではあるが柳田選手という超大物が控えていた点も見逃せない。

2012年バファローズ2位の佐藤峻一投手
理由：同順の後位にイーグルス則本投手、スワローズ小川投手がいた。二人ともエースクラスなので痛すぎる。

2012年マリーンズ2位川満寛弥投手
理由：佐藤峻一と同様の理由。川満投手は左投げなので微妙だが、すでに一巡目で左の松永投手を獲得しており、エース格二人を取り逃したのは痛い。

2012年カープ外れ外れ1位の高橋大樹選手
理由：高橋選手自体は野手だが、外れ一位で現ライオンズの増田投手を外しており、投手に一定の需要があったと推測される。そのため上記二人の同じ理由で選出

2013年ベイスターズ外れ１位柿田投手
理由：外れ1位で抽選までして獲得したのに、カープ２位の久里投手に圧倒的な差をつけられる。2巡目にカープより前の指名権を持っていたのも痛い。また、久里投手は東都リーグ所属で知名度も高かったのでそれも加点要素。

2013年ファイターズ２位浦野投手
理由：ベイスターズの柿田投手と同様。ファイターズの場合１巡目で松井投手、柿田投手、岩貞投手と外しており、明確に投手がほしいドラフトを展開していたという点もやらかし度合いをましている。

2017年ライオンズ外れ1位齋藤大将投手
理由：田嶋投手の外れ1位ということで明確に「左腕しばり」だったにもかかわらず、タイガーズの高橋遥人投手をとれなかった。高橋投手は活躍度合いとしては上記の選手とは差があり、けがをしてしまったということもあるので微妙ではある。ただし、左腕しばりで東都リーグの高橋投手を指名できなかったのは痛い。

どれが一番痛かったのかという点は微妙だが、個人的には2012年バファローズ2位の佐藤峻一投手は逃した選手との比較であまりにも大差でかつ2人候補がいたという点で他に勝っていると思う。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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