10ゲーム差の2位は喜べる結果なのか。
今晩は。診断士試験を終え、ようやくシーズンを振り返る余裕ができたtthgです。
今年も中小企業診断士の試験に挑戦していた。試験は10月25日で、結局今年も野球の試合をほとんど見ないままシーズンが終わってしまった。やっと少し時間ができたので、ここからまたぼちぼちとブログを再開していきたい。
今日は今年のライオンズについて語りたい。とはいえ今年は試合を見られていないので、記録をベースにした話になる。記録に残らない部分で事実を取り違えているところがあるかもしれないが、そこはご容赦いただきたい。
「2位」という結果をどう見るか
数年前のことを思えば、2位という順位だけ見ると良い結果に見えるかもしれない。しかし実際は、1位に10ゲーム以上の差をつけられてのフィニッシュである。
春先から交流戦までは非常に良いペースだった。しかしそこから失速し、最終的には10ゲーム以上離された。このシーズンの流れをどう受け止めるかは、人によって見方が分かれるところだろう。全員に受け入れられる考えではないと承知の上で言うと、tthg的には、10ゲーム以上離された2位に価値を見出すことはできない。
目指すべきは、基本的に優勝である。そう考えると、今年は優勝の見込みがほとんどないまま終わったシーズンであり、ホークスに完敗したと評価するしかない。この現実はしっかり受け止める必要がある。
モチロン、別の見方もある。数年前と違って首位争いをしていた時期は何度もあったし、交流戦優勝という実績も残した。そこを前向きに捉えて「だいぶ良くなった」と考えるのも、ひとつの見方ではあると思う。
「ステップアップ」には前提がある
しかしその見方が成り立つには、大事な前提がある。今の戦力をそのまま維持して来季を迎え、そこにドラフトや外国人補強、FAでの上積みがある場合だ。それならポジティブに捉える気持ちも理解できる。
ところが今のライオンズは、高橋投手や平良投手がポスティングやFAなどで流出する見込みだとされる。先発の2枚看板が抜けた穴を埋め、その上でさらに10ゲーム差を詰めなければならない。そう考えると、とても前向きにはなれないのだ。
特に今季は、ライオンズなりに積極的な補強をして、FA選手も獲得した。手を尽くしてなお10ゲーム差がついたのである。来季はそこからさらに戦力が落ちた状態から始まり、ドラフトと外国人補強だけでその差を取り返さなければならない。モチロン、ホークスも育成と補強を徹底し、ある意味なりふり構わず戦力を整えてくるだろう。そのホークスとの10ゲーム差は、実態としては途方もない差だと言わざるを得ないのではないだろうか。
ライオンズのように主力が出ていきやすい体質のチームでは、「今年それなりに結果を出したから来年はステップアップ」とはならない。現状維持か、少し上積みがある程度というのが現実である。この体質を根本から変えるには、設備に投資して育成組織をしっかり整え、ホークスのように育成出身の選手が活躍できる土台を作るか、10億円規模の選手を獲得して対抗するしかない。あるいはその両方を進めなければ、同じ土俵に立つことすら難しいと思う。そこまで考えると、来年の優勝が見込める結果だったとはとても思えない。
来季に向けて打てる手は何か
では、何ができるのか。tthg的には、方向性はふたつあると考える。
1. ある程度コストをかけて補強する
国内FAだけでなく、特に外国人補強に力を入れるべきだ。ある程度実績のある外国人選手を、1人ではなく複数獲得して競わせる。今年はネビン選手やウィンゲンター投手などが1年を通して活躍できなかった。そういう状況でも主力になれる外国人を何人も揃えて競争させるのが、まず手っ取り早い補強になるはずである。
2. 首脳陣の刷新も視野に入れる
監督やコーチを代えることも選択肢になると思う。一定の結果を残したのは確かだろう。しかし今より上を目指すなら、今の首脳陣のままでいいのかは問われるべきだ。前半は打線がそれなりに好調だったが、調子を落としたときに結局なすすべがなかった。それを早めに立て直せる人材はいないのだろうか。
念のために付記するが、これは今の首脳陣の努力や人柄を否定したいのではない。あくまで、優勝するために最適な体制かどうかという話である。
今の戦力を采配でホークスと勝負できるレベルまで引き上げられる首脳陣。若手やルーキーを早く戦力にできる首脳陣。そういう体制に変えることは、ある意味で来季に向けて即効性のある数少ない補強と言えるのではないだろうか。
根本的な体質を変えられるか
それ以上のことをするには、球団の体質そのものを変えなければならない。長い目で見た投資をしているということなのかもしれない。しかし、三軍制を敷いて目立った成果はあったのだろうか。長谷川選手や滝澤選手はその成果と言えるかもしれないが、今のホークスに選手の厚みで対抗できるレベルにはまだなっていない。
お金に制約があり、年俸10億円クラスの選手を揃えられない以上、ホークス以上に育成を成功させなければ対等には戦えない。つまり、金銭的な制約の中で打てる手はかなり限られている。だからこそ何かで差別化し、そこに集中して勝ちにいく方向性を、なんとしても見つけなければならないのが現状だ。
残念ながら、今年の2位が本当に喜べる結果だったかと言えば、決してそうではない。tthg的には、この2位を「前進」と考えて安心するのではなく、ホークスとの差を直視する出発点にすべきだと思う。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
