エースの差で開いた差を十亀投手が更に広げてジ・エンド(2022年3月25日ライオンズ対バファローズ)
今晩は。メットライフドーム時代に行われたGLAYの音源を聴きながら更新しているtthgです。
負け方が悪すぎる。確かに十亀投手の4点は、あろうがなかろうが勝敗に本質的な影響はなかったかもしれない。しかし、内野安打に四球二つにエラーと完全な一人相撲をとった挙句ドカンと走者一掃ではあまりにチームの士気を削ぐ。もう少し現実的な話をすると2点差なら山本投手続投するなり、抑えが出てきただろう。それで負けるとしても相手の勝ちパターンかエースに疲労の蓄積という爪痕を残せる。勿論一試合の1イニングが致命的な疲労にはならないが、シーズンは長い。こうした小さな事の積み重ねはやがて大きな差になる。
もう少し広い意味では僅差で負けている時に出る投手が試合を壊すか壊さないかは、相手へのダメージが違うし、稀に起こる逆転劇のチャンスをなくすという意味で大きい。今日の十亀投手は散々だった。ただし、球自体は悪くなくアウトは全て三振だし、球速は出ていたしヒットも安達選手の一本のみ。十亀投手には猛省を即すと共に、次回に捲土重来を期す事を期待したい。
試合全体のポイントとしては「エースの差」を痛感した試合だった。お互いに立ち上がりは五分の様相だったが、徐々に高橋投手の方が捕まり出し、6回に捕まった。更に7回はアップアップで空振りが取れなかった。今シーズンは省エネで長い回を投げるという目的でフォームを改造したが、山本投手相手には見劣る。一応HQSとは言え、相手のエースとのマッチアップとしては合格点は出せない。長いシーズンエース同士がマッチアップしてどれだけ勝ちきるかは大きいし、去年カモにされて優勝されたバファローズ相手では尚更だ。
打線のほうも情けない。いくら高橋投手が頑張ろうとも0では勝てない。ポイントはいくつかあったが7回のチャンスで外崎選手の捉えた当たりが福田選手に好捕されたり、8回の源田選手のファーストライナーとか不運な面はあったしかし、それより惜しまれるのは3回と5回である。なぜかというと後ろの投手が不安な中、山本投手相手に勝つには先に点を取るが至上命題の試合だったからだ。
3回は二死から源田選手が四球で出た。山本投手からは連打は難しいので初球にギャンブルで盗塁して欲しかった。早打ちの鈴木選手なので何球もチャンスはなく、鈴木選手に粘って四球を期待するのも難しいのでここはギャンブルして二死二塁を作って鈴木選手の勢いにかけて欲しかった。もっと問題なのは、5回の外崎選手のバント失敗。次の栗山選手は一打席目でソコソコ良い当たりを打っており、今日の山本投手から打てそうな気配のある数少ない打者だった。その栗山選手へ期待からバントだった。通常バントは微妙な作戦だが今日の山本投手相手ならそれも一理ある。しかし、それを失敗しては台無しである。こうした失敗の積み重ねが攻撃力を削ぐ。
最後に良かった点を少し。オグレディ選手は2安打と結果を出した。本格的に当たりの可能性が高まったという点で大きい。四球が少なく打率の割に出塁率の低い源田選手が2つ四球選んだ。源田選手が四球を選べるようになったら大きい。山川選手は振り回しすぎはどうかと思うが7回の打席で我慢してチャンスを作って好調の中村選手に回したのは良かった。こうした四球で悪いなりに貢献できるのは一発のある打者の特権である。こうした四球を増やして出塁率を稼ぐのもトータルでは大事である。
明日はもう少しまともな試合を見たい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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一応冷静に振り返ったつもりです。 #埼玉西武ライオンズ #seibulions https://t.co/HpQLHm755o
— tthg1994 (@tthg1994) March 25, 2022
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