今晩は。tthgです。人間教育のできる球団になることが、球団の価値を高めるのではないかという提案です。
無免許運転で事故を起こし、オリックスを退団した、奥浪選手がトライアウトに参加したとのこと。奥浪選手の行為は非難されてしかるべきものだとtthgも考える。しかし、この奥浪選手にセカンドチャンスを与えて、人間的にも再生できれば、ライオンズにとってメリットは大きいと思う。
ダルビッシュ投手が、「アメリカでは、間違いを犯した選手にもチャンスが与えられる」という趣旨の発言をしているが、日本が前科者について厳しい社会であることは、間違いないと思う。その中で、ライオンズが、奥浪選手にチャンスを与え、それだけでなく、専門家を雇って人間的な面における「教育」を施し、奥浪選手が社会人として再生できたら、球団は大きな価値を獲得する。
まずは、「セカンドチャンスを与える会社」として認知され、その取り組みが社会からも支持されれば、そのモデルケースとして社会に貢献できる。「どうやったら、間違いを犯した人を更生させることができるのか?」という問いに答えることができるなら、社会がその手法について教えを乞うというケースも考えられる。そうなった時に、ライオンズは野球に関心のない層からも支えられる集団になる。こうした「公共性」があれば、地域住民や自治体が積極的にライオンズに貢献してくれるだろう。
さらに、言えば、そのノウハウは、新人たちへの教育という面でも活かされる。犯罪は犯さなくても、人間的にいかがなものかという選手は存在する。そうした選手は球団批判をしたり、周りの選手を悪の道に引きずり込んだりするので、実力があっても扱いが難しい。年俸でもめてFAという確率も高くなる。そうしたことを未然に防止するためにも、新人たちへの教育機関なれることは重要である。そして、それができる球団は長期的に安定した成績を収めやすい。
もちろん、人を教育するという話は決して簡単な話ではない。ノウハウのないところから、社会的に認知され、社会に貢献するレベルに至るには相当な苦労があるだろう。直ぐに効果はでないだろうが、ノウハウが確立したら、価値は高い。報道レベルだが、本当に再生したいという思いが伝わってくる奥浪選手を人間教育をするという事を本人及び社会に、はっきりと宣言して雇用して、試行錯誤してみる価値はあるのではないか。
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