今晩は。tthgです。夜も深いですが、今日の侍ジャパンの観戦記を簡単に
お品書き
・タイブレークの先行の先頭打者にバントは損
・ビハインドで主力打者に代走は禁止
・タイブレークの先行の先頭打者にバントは損
今日の試合、タイブレーク初回の10回表に韓国は先頭打者にヒッティングを選択したが、これが正解だと思う。理由は二つ。一つはフォースプレーのサードへのバントは成功率が低い事。もう一つはバント成功しても最大2点しか入らない可能性が高いことである。
プロでもフォースプレーのサードでバント失敗は結構な確率である。国際試合のタイブレークという超のつく緊張がある中で、バントを高確率で成功できる打者はそうはいない。そして、一死2.3塁ではヒットが出ても次に来る状況は1死1塁。相当高い確率で最大2点以内に終わってしまう。
2点以内なら1.2塁からはじまる裏の攻撃は長打一本で同点、ホームランでサヨナラ。十分チャンスがある点差という事になる。仮に同点になってしまえば、「これで打たれたら負け」という重圧を背負う分だけ、同じ点数を取り合ったあとの状況でも先行の方が不利と言えよう。(今日は同点だがホームランだったので、まだましだが、同点になった後ランナーなしの状況はレアケースであり、重圧は相当なものだろう。)そして、1.2塁とう状況設定から、2点以内を裏で追いつく確率はかなり高いはず。
これでは、バントするリスクとリターンが見合っていない。ギリギリバントが考慮対象となる状況は、裏の攻撃の先頭打者がバント以外ありえないくらい打撃が悪く、目立った代打もいない場面くらいというのが、今日見た限りのtthgの考えである。
・ビハインドで主力打者に代走は禁止
8回裏の攻撃で、日本は一点ビハインドの1死1塁で近藤選手に代走をだしたが、これは間違いだと思う。シーズン中、辻監督の采配についても同様のことを書いた(詳しくは下記参照)が、ビハインドで主力打者に代走出しても、同点どまりだったら、次のその打者の打席で困ることになる。この場面で逆転するには、ホームラン以外は連打が必要で、同点どまりの確率は高い。同点で終わって主力打者が抜けたら追加点の確率が下がる。特に8回まで、当たっていたのは、近藤選手と山川選手しかおらず、シーズンの実績を見ても二人がダントツに打っているという状況でそのうちの一人を欠いて延長戦を戦うのは相当不利だったと思う。実際に9回にチャンスで、近藤選手の後に入ったオコエ選手のところへ打順は回って打てなかったし。結果的に今日は勝ったが采配自体は疑問が残る。
シーズン中辻監督の同様の采配について書いた記事はこちら
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