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日経の世論調査にプロ野球の通常開催への期待が膨らんだが、細部を読むとそれは幻だった。

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今晩は。日経を読んでも野球に結びつけてしまうtthgです。

今日も日経新聞の二面にコロナに関して興味深い記事が出ていた。下記の通り、世論調査でコロナの感染症法の分類をイルフルエンザ並みの扱いに変えるべきという意見が6割を占めたというのである。これが実現したならば濃厚接触では隔離されないので野球の開催はだいぶ制約はなくなる。

日本経済新聞社の28~30日の世論調査で、新型コロナウイルスの感染症法上の分類を見直すべきかを聞いた。季節性インフルエンザと「同じ扱いにすべきだ」との回答が60%だった。結核並みの隔離措置が必要な現在の位置づけを「維持すべきだ」は31%だった。感染症法は症状の重さや感染力に基づいて「1類」から「5類」に分類している。新型コロナは結核や重症急性呼吸器症候群(SARS)などと同じ「2類」相当になっ
コロナの法的扱い「インフル並みに」60% 本社世論調査 - 日本経済新聞

これだけ見ると野球界にとって朗報だが、この記事に続きがあって(続きは上記リンクの無料部分にはない。)いわゆる「まんぼう」については「維持すべき」が44%、「もっと厳しい措置をとるべき」(おそらく想定は緊急事態宣言)が30%となっている。


世論としては感染症法上の分類はイルフルエンザ並みにするけどまん防は維持ないし緊急事態宣言をしろという事になる。法的にはまんぼうの根拠は「新型インフルエンザ等対策特別措置法」であり、これを適用できるのはコロナが感染症法上「新型インフルエンザ等」に分類されるからなので、理論的には感染症法的に普通のインフルエンザ並みに扱うという事「まんぼう」もできないという事になる。(詳しくは下記を参照されたい。)

2021年2月3日、通常国会において、「新型インフルエンザ等対策特別法等の一部を改正する法律」(以下、改正法)が可決・成立し、即日公布された。すでに2月13日から施行されている。
新型コロナ「感染症法・特措法」何が変わったかー入院措置の強化、まん延防止等重... - ニッセイ基礎研究所

ただ、世論調査の解答はそこまで考えて解答されていないので、「大雑把に濃厚接触者の追跡や無症状PCR検査、無症状陽性者の隔離とかはやめてほしいけどまんぼうで人流抑制はして欲しい」ぐらいが世論の中心という事なのではないだろうか。感染症法上の扱いが変わっても「まんぼうがいつ出るのか分からない」では観客制限をせざる得ないので野球にとってはマイナスが大きい。しかし、現象では世論の後押しはなく、今の波が収まっても夏前とかにまたまんぼうが出る事を覚悟する必要がありそうである。正直まだまだ野球を普通に見る環境は整いそうにない。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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