おはようございます。ライオンズの怪我人の多さに辟易するtthgです。
下記の通り、昨日ライオンズが何人かの選手と育成契約を結んだ。このうち元々育成だった中熊選手以外は支配下からの育成化である。育成化の目的は怪我をして来季の戦力としてカウントできないから支配下枠を空けて育成にするというものである。
◆ 4投手は全治1年以上の手術を受けリハビリ中 西武は9日、齊藤大将投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、上間永遠投手、中熊大智選手の5選手と2022年シーズンの育成契約を締結したことを発表した。 粟津 西武がトミージョン手術受けた4投手と育成契約 18年育成ドラ3の中熊とも再契約 |... - BASEBALL KING |
最近はこうした怪我による育成契約というのは一般的になって来たが、当然のことながらこれは育成契約の本旨ではない。一度支配下になったという事は球団が一軍の戦力として認定し、育成段階にないという意味であり、それを育成に戻すというのは本来の育成契約とは異なるものである。
さりとて育成契約に契約金額や年齢の制限がなかったりと制度的な不備があるので、それを球団が使うのは当然の事である。来季稼働見込みがないのに支配下枠を使うのは勿体無い。それをダメ元で戦力外や安い外国人に使った方がマシである。(今年のライオンズは支配下を全部埋める事を諦めているので育成化する意味が分からないが。)
だから、現状の制度のママでは球団がこうした怪我の選手に育成を使うという事自体は仕方ない。それを防止するためには少なくとも当該球団で一度支配下に入った選手は育成で再契約は不可とするなど支配下枠を空けるための育成契約ができない仕組みが必要である。
一方で、長期離脱者が支配下枠を埋めていると球団経営上困るという問題は残るので、例えば支配下とは別枠で「故障特例」のような形で支配下枠の例外を設けるなどの工夫をしたらどうか。
現状だと支配下当落戦上の選手を支配下と育成を行き来する事で実質的な支配下枠の増加を図る事ができるが、故障特例ならば怪我の期間しか離脱ができないので、育成契約の濫用防止には一定の効果はある。
更にこの故障特例には年間の上限を設けたい。怪我はある程度事故であるが、球団の管理不足という側面もある。今年のライオンズは明らかに肘にメスを入れる選手が多すぎる。こうした球団の管理不足の分まで育成化で支配下枠を空けられると、しっかり管理できている球団が可哀想である。どの範囲までを故障特例とすべきかは議論の余地はあろうが年間数例レベルが許容範囲であろう。あるいは、故障特例は公式戦の中の事故に限るという選択肢もあろう。
少なくとも、怪我したから育成という選択が乱発される現状はかなりいびつである。育成契約の目的や怪我に対する球団の管理体制など色々見直すべき論点だとtthg的には考える。
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