今晩は。昨日夜中にf1を観てしまい寝不足気味のtthgです。
今日は、意外と盲点になっている(とtthgが感じている)初回無死一塁でバントをおススメできない理由について書きたい。一般的に初回無死一塁でのバントがオススメされない理由は得点期待値が低いという事である。無死一塁で強行するデメリットは併殺なわけだが、併殺のリスクよりワンアウト相手に与えるリスクの方が高いというのがセイバーメトリクス登場以降の考え方である。数字以外の面でも初回のワンアウト取るまでは先発投手も不安という話は良く聞くわけで、先発投手の精神安定剤としてのワンアウトをミスミスあげてしまうのは考えものである。
一方で、最近感じたのは「相手先発投手に球数を節約させてしまう事もリスクなのでは?」という事である。例えば、先頭ストレートの四球で次の打者が初球バントだと5球で一死一塁になる。一方でここで7-8球粘って四球などで
無死一、二塁になるのではその後の展開にもよるが10球単位で球数が変わってくる。
現代野球では100球というワードが一人歩きしていて、皆この呪縛の影響を受けている。スコアボードにも球数が出るので150球とか投げさせたら酷使と非難されるので(それはある程度正しい事も確かだが)監督もせいぜい130球を限界として考えている。当然投手の方もこの数字は意識しているし、実際90球ぐらいにならと球速が3-4キロ落ちる投手もいる。(これは100球が近づいたという心理的圧迫により、肉体の疲労とは無関係なケースもあるように思うが。)
こういう環境では、初回から30球数も投げさせられると先発投手はそこを意識せざる得ない。特にスタミナ不安のある投手は強く意識する。それは先発投手にとっては無視できないマイナス要因になる。そう考えると、一球でアウトになる事が最善のバントという選択は球数による制限が大きい先発投手相手には、よりマイナスが大きい作戦という事ができないだろうか。勿論、強行しても一球でアウトになる事もあるので、球数の面でいつでも強行が優位とは言えないが、確率の問題としてはバントの方が球数は消費しない可能性が高い。
この観点から考えると、1-2番を決める時に求められる能力として、足や打率だけでなく、選球眼とファウルを打てる技術というのも重視されるべきである。ちなみに、四球が少ない源田選手や岸選手は適性は高いとは言えない。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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