松坂投手獲得の是非

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先の投稿で松坂投手のプロ生活を振り返ってみたが、今回は松坂投手をライオンズが獲得すべきかという点を検証したい。先に同じくライオンズレジェン松井稼頭央選手について、獲得を提言したが、松坂投手については否定的要素がたくさんある。

まず第一に、松坂投手は松井選手とは違い、「怪我からの回復」というハードルが先にある。「怪我の回復」がなければ、試合に出ることすらできないから、その価値はグッと下がる。松井選手の場合は打てなくても「とりあえず、もう一度メットライフドームで松井選手を観られる」という点でファンに還元できる確かな道ががあるが、松坂投手にはそれが保証されていない。

また、速球派でコントロールが良くない松坂投手では、怪我から回復しても戦力として機能する確率は低い。少なくともここ数年の140に届くか届かないかというレベルでは本当に回復したとは言えない。日本復帰後3年も真の回復を成し遂げていない松坂と投手が、球速が戻るまで身体を整えられる可能性は、松井選手が代打として再生する可能性より低い。

以上のように、松坂投手の獲得にはハードルが高い。しかし、リターンは大きい。先にも書いたとおり、今なお松坂投手のニュースバリューはとてつもなく高い。復活できれば大きな球団の財産になる。松坂投手が育成の最低年俸1年限定というレベルの条件を呑めるのであれば獲得しても良いと思う。積極的に獲得する必要はないが、取りえず条件提示だけでもするのは悪くない。

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