3年の壁に今のライオンズの本質的問題が見える。
今晩は。「3年やってナンボ」が心にしみるtthgです。
元ライオンズの帆足氏のニコニコ大百科の2005年には下記のように記されている。
フロントからは「3年やってナンボ」と年俸を抑えられる。
そして2006年には下記のように記されてる。
肩甲骨付近の痛みで戦線離脱し5勝に終わり、フロントの言い分が正しかったことを自ら証明してしまった。
これのエピソードはライオンズフロントにいかに金がなかったかということを示す側面もあるとは思うが、一方でプロの世界で3年連続で活躍するというのは怪我を含めて簡単ではないという事実を端的に示しているとも言えよう。
なんでこんな昔話をしているのかというと、今のライオンズにも「継続性」というのは大きなテーマだからでる。最もそれが問題になるのが山川選手である。2018年に初めて年間通して活躍をするも2019年はホームラン王を取ったものの長い不調があった。そして2020年はそれが更に長くなった。そしてそれは今年も解消していない。
外崎選手も似たようなところがあって、2018年と2019年は良かったが2020年は不調。今年も少なくとも春先は不調だった。今も完調に戻ったのか試合数が少なくて判断しがたい。岸選手や愛斗選手、若林選手なんかも様々な理由で継続性には問題がある。木村選手と金子選手も結局は一瞬の輝きを繰り返し不動のレギュラーには届いていない。継続性という意味ではかろうじて呉選手が合格なのだが、最近は数字を落としており正念場である。野手で3年を超えてレギュラーという選手は栗山選手、中村選手に加えて源田選手しか名前が上がらない。(森選手は打者としては該当するが、捕手として2018からの3年で三年目は不調だったので微妙)
投手に目を向けても、開幕当初輝きを放った平井投手も先発としては完ぺきに脱落してしまった。昨年アンダースローという武器でローテに入りかけた与座投手もローテを守ることはできなかった。田村投手、森脇投手といった中継ぎも程度の差こそあれ継続性の問題はある。今井投手、松本投手はやっと一皮むけた感はあるが、それすら年間通して継続できるかは未知数である。高橋投手や平良投手とてまだ3年の壁を越えてはいない。投手では3年以上継続してレギュラーは増田投手なのだが、その増田投手は現在2軍。
この継続性の問題は、今の不安定なチーム状況の原因の一つである。継続して活躍するためには本人の実力がある事は当然の前提であるが、コーチの問題も大きい。上記に上げたメンバーは一時は程度の差こそあれ1軍で活躍しているのである。実力が十分とは言えないまでも通用する武器を持っていることも確かである。それを継続的に発揮できるかという点は、壁にぶつかった時に適切に教え導く存在がいるかという事に大きく関わってくる。
プロレベルに全く届かない選手の存在はフロントの責任だが、一軍で少しでも通用するならそれを育てるのはコーチの責任である。突出した才能に加えて努力できるようなタイプは勝手に育っていくが、その部分は各球団のフロントがしっかりしていれば大した差はでない。むしろ、差が出るのは「実力はあるけど、それを十分に発揮できない選手」、あるいは、「実力がチョット足りない選手」をレギュラークラスに育てる事ができるか否かが大きな差になる。
そういう意味では、一軍で一時でも活躍できる人材を本物にできない現状は致命的な問題と言えるのではないだろうか。(勿論、FA流出のせいという側面もあるが、今日は今いるメンバーにフォーカスして考えているのでその点はご容赦頂きたい。)
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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今のライオンズの問題点について継続性という観点から考察しました。#埼玉西武ライオンズ#seibulions
3年の壁に今のライオンズの本質的問題が見える。 https://t.co/zlc0tMmA90— tthg1994 (@tthg1994) July 12, 2021
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