より悪いチームが負けた試合(2021年6月2日対ジャイアンツ観戦記)
今晩は。今日はゆっくり観戦できたtthgです。
一言で言うと「より悪い方が負けた」試合だった。ジャイアンツは打ちあぐねていたダーモディ投手を5回に攻略してダーモディ投手を引きずり下ろした。そこでなお満塁で四番に回るも当たりが死んでいる三遊間のゴロ。ここで終わりと思いきやスバンジー選手が取れず逆転。この逆転は決してジャイアンツが力でもぎ取ったというより、飛んだ場所が良かったのとスバンジー選手のハンドリング能力によるものだ。最後は投手が弾切れでどこにボールが行くかは球に聞いてくれ状態のビエイラ投手。最後の山川選手の当たりは一歩間違えば長打という角度で飛んでいた。決してジャイアンツも必然の勝ちとは言えない試合だった。
むしろ、ライオンズのほうはハッキリ必然の負けだった。プロ入り後勝った事のない(しかも球が浮き気味で解説の篠塚さんが苦言を呈する場面が散見された)横川投手、相手にタイムリー欠乏。守備ではスバンジー選手の不味い守備があり、最後はまともにストライク入らないビエイラ投手を仕留めきれないでは勝てない。3-4なら普通はベースとして投手が頑張って打線もそこそこもチャンスを作り面白い試合になるものだが、明らかに中弛み感の強い凡戦だった。
ただ、一つだけライオンズが言い訳できる余地があるのは8回の愛斗選手のリクエスト判定。あれは明確なアウトの証拠はなかった。解説の篠塚さんも「最後カカトが浮いて離れたんですかね?」と半信半疑な様子だった。リクエストは決定的証拠がなければ原判定通りの筈だが、ジャイアンツOBの解説が日テレ系放映番組で半信半疑なのである。決定的証拠がないが客観的判断というものだ。勿論それで結果がどうなったか分からないが、8回一点差のノーアウトのランナーはかなり大きい。審判に説明を求めたいものである。
采配については二つ疑問がある。まず逆転されていないのにダーモディ投手を変えたのはリスキー過ぎる。確かに宮川投手は打ち取ったが、これは岡本選手の打ち損じが妥当であり投手のおかげで抑えたわけではない。そして、結果も出せなかった。こういうあと1人で勝ち投手の権利という場面で変えるの場合絶対に抑えて切り抜ける必要がある。なぜなら変えられたて撃たれた方は「なんで任せてくれないんだ」と思うからだ。客観的に見れば変えたくなるのは分かるが、それで結果を残せないのは目先の勝利を失った挙句投手の監督への信頼を傷つけるという最悪の結果である。同じ逆転でもダーモディ投手でやられるほうがマシだった。
7回の打席が終わったあと栗山選手変えたのは理解できない。怪我とかなら仕方ないが、ビハインドなのだから代走でもないのに変えるのはおかしい。事実9回に打席が回ってきたように同点や逆転を狙うなら残しておくのが普通である。守備固めは勝ってるチームがやる事であり、点取らなきゃ負けるほうがやるのは理にかなっていない。
散々ネガティブな事を書いたが岸選手は何か掴んだかもしれない。最後の2安打だけでなく2回のライトフライも良い当たりだった。(これがヒットなら試合展開も大きく変わってかもしれないのは悔やまれる。)仮に岸選手覚醒ならこれは今後の楽しみではある。
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