今晩は。成長が大好きな(腹回りの成長除く)tthgです。
唐突だがNBAには新人王の他にMIPという表彰がある。MIPはMost Improved Player Awardの略称で日本語で訳すと「最成長選手賞」である。これは前年の成績に対して最も改善度の高い選手に送られる。(MIPの詳しい概要は下記のサイトを参照されたい。)
この賞に該当する賞はNPBにはないが、これを導入するのは面白いのではないか。新人王は注目してされるが遅咲きの選手を表彰する方法は限られる。しかし、MIPを導入すればそこに光を当てる事ができる。純粋に一年目の選手は新人王、二年目以降で大ブレイクした選手はMIPとすれば去年の小深田選手と平良投手みたいなケースが棲み分けができるのでスッキリする。
これだけで終わってしまってはつまらないのでtthg的な2020パリーグのMIPを選んで見たいと思う。初めに断っておくとこれはあまり精査した選考ではなく、MIPを導入してみたら面白いというアイデアを思いついたついでに考えたものである。なのでこの選考に絶対正しいと考えてはいない。「その選考はおかしい」と思う人は是非自らの考える昨年のパリーグMIPをTwitter(@tthg1994)で教えて頂きたい。
tthg的にはMIP候補はライオンズの平良投手とホークスの栗原選手の2択だと思っている。野手栗原選手以外には規定打席到達者で2019の実績に乏しい選手はいない。投手はそもそも規定投球回自体が8名しかおらずその中でMIP候補はバファローズの田嶋投手だが、田嶋投手の場合怪我がなければ新人シーズンに同程度の結果を残していたと思うので成長というにはちょっと違うと思う。他はマリーンズの東條投手やバファローズの吉田 凌投手だが彼らは投球回が30満たず、年間通じて活躍した選手に比べると成績の価値が低いので彼らは選びにくい。
これらを考えると栗原選手と平良投手が残るが、平良投手は2019シーズンに既に実力の片鱗を見せていたので「成長」という点から言うと2019シーズンほぼ無名だった栗原選手が妥当ではないだろうか。
これを書いて思ったのだが、選手の「成長」というファクターは結構面白い。新人が頑張るのはある意味完成された選手が活躍するので球団が「育てた」というより「見つけた」という要素が強いが、MIPのような場合は「育てた」という要素が強くなる。そう考えるとMIP選手をたくさん排出するとか、MIP候補の数とかはその球団の育成力の一部を可視化するという面もある気がする。ちょっと思いつきで書いた面もあるが、これは深掘りしていくと面白そうなので今シーズン終わったらまた今シーズンのMIPを考えてみたいと思う。NPBにも是非連盟表彰化を考えて欲しい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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