おはようございます。ファン感をニコ動混雑により完全欠席したtthgです。
しかし、よくもまあ連日FAに関して面白いネタを提供してくれる人が現れるものだ。今度はジャーナリスト?の氏原英明氏。問題の発言は下記のツイート。
一応氏原氏としては下記の釈明もあるのでそれも下記に記載する。
上記ツイートで言うところの「次のツイート」とはおそらく下記のもの。
釈明を受けても正直納得できるものではない。どう納得できないかは下記の記事に書いたので詳細は省くが、あまりに議論が一面的過ぎる。
今日は氏原氏のそのもの発言への反論ではなく、「氏原氏の根底にあるもの」を推理して考えてみたい。
氏原氏の一連のツイートを見ていると「組織によって個人が束縛されるのは絶対に悪」という価値観が透けて見える。元々フリーのジャーナリストになるぐらいなので「組織に属するのが苦手か嫌い」というのは想像がつく。そういう人にとってドラフトや保有権で選手の自由を縛る球団が「絶対悪」であり「その絶対悪から逃れるFA」は「絶対善」に見える。そして、そのFA権行使を妨げるものはどんなものでも「悪」と判断されるということなのではないか。そう考えるとこちらから見ると「論理展開が無茶苦茶」でも氏原氏から見ると筋が通る。
しかし、この問題を語る時はドラフトや保有権によって選手の自由が制限されるのは「野球界のため」という視点が必要である。野球は相手があって初めて成立するのであり、「戦力均衡」は極めて大事である。だから、ドラフトや保有権という制度を設けてどのチームもある程度均等に優勝機会があるように先人たちが知恵を絞ってきたのである。
FAはそうした制度とは真逆のベクトルを持つ制度であり、現状は移籍された側はわずかな金銭か言い方は悪いがプロテクト後の残り物しかもらえない一方的な制度だ。自動FAにしてFAを促進したらそれが解決するわけでもない。制度的に手を出すなら、FAを加速するにしても「戦力均衡」という視点からみて妥当な修正をするべきだ。単に「組織から選手が自由になることが大事」という価値観で考えたらろくなことはない。仮にもジャーナリストとして野球の記事を書いて生計を立てようと思うならもっと「球界全体を見て」意見を述べるべきである。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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