MLBのポストシーズン開催方法をめぐる議論を日本のプロ野球ファンの視点で語る。

今晩は。今日もスマホでライオンズ観戦しながら更新しているtthgです。

今日はMLBのポストシーズンの開催方法に関する下記の記事を紹介したい。

要点は下記の通り
・MLBはコロナの影響を避けるためポストシーズンを「隔離した環境」で行うことを計画している。
・ポストシーズンを隔離環境で行うに当たって問題なのは家族の帯同をどこまで認めるかという点である。
・4月にも同様の議論があったがその時は選手側が家族と隔離されることを嫌がって合意できなかった。
・MLBは選手の同意なく実行することも可能だが、強引に実行して選手が拒否した場合に10億ドル(約1,000億円)のポストシーズンの放映権への影響が心配なのでそれはしたくない。
・ポストシーズンは9月末から10月末の予定。
・選手の一部は隔離下で行うことに反対である。
・MLB側のこの問題についての立場は「家族が検疫を受けた上で隔離されたホテルで選手と一緒に過ごすか、家族がホテルに立ち入らないか」の二択である。
・MLBではいまだにコロナ陽性による試合の延期が起っている。
・MLBは、NBAとNHLの先行事例では隔離政策は有効であると認識している。また財政問題の対処に致命的に重要なプレイオフを壊す危険についても認識している。



tthg的にこの記事において興味深かったのが「ポストシーズンの隔離環境で行う場合に家族の帯同が問題となる」という点である。tthgも家族との時間を重視しているが、さすがに1月限定で極めて重要な仕事のために別居するという局面でどこまでそこを主張するかというと微妙である。仕事と言ってもMLBのポストシーズンは選手にとって人生のハイライトである。それと家族の時間という問題は簡単には結論は出ないと思うのだが、アメリカには家族の時間と主張する選手が多いという事実には大きな文化的な差異を感じる。

もう一つは、放映権の重要性である。日本のプロ野球では「有料の観客を何人いれるか」という点だけが財政面の争点である。(余談だがやっと日本で5千人の制限が緩和されようとしているのは朗報である。)しかし、アメリカでは放映権の重要性が極めて高い。だから、隔離化でも開催するという発想になるし、万が一ポストシーズン中にコロナ陽性が出て中止になるのが怖いのである。今後日本でも放映権ビジネスを育てて有料観客だけに依存しないビジネスモデルを作るという点は重要である。

tthgが気になった英語表現
・bubble:直訳すると泡という意味だが、コロナ関連で使われるときには「その中に包まれて暮らすと安全と思われる泡」のこと。詳しくは下記を参照されたい。


・source(s):関係者或いは情報源。大学入試レベルだと「原因」「根拠」などが思い浮かぶが、本記事では取材源という意味で日本語で言う「関係者」を指す言葉として使われている。tthg的に「 sources said」という表現が印象的だった。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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