甲子園中止で途方に暮れている球児を助けるために必要な事。
今晩は。高校球児を助けたいtthgです。
昨日の記事で「指導者が甲子園中止で生徒の進路不安を口にするおかしい」と指摘したが、この記事ではそもそも論としておかしいという話をしたに留まるので現に野球一本にかけてきたのに甲子園中止で行き場に困るという生徒に取っては何の解決にもならない。そこで、今日は甲子園中止によって途方に暮れてしまう可能性のある高校球児に大人が手を差し伸べるための提言を行いたい。
まず一つ目は、甲子園中止でアピールの場を失って行き場が無いけれどまだ野球を続けたいという元高校球児を来年以降も高校の部活に参加する門戸を開くことである。サッカーの話になるが、高校を出ても行き場のない元高校生が母校の練習に参加させてもらい、練習試合でJリーグに目をつけられプロになり、日本代表でも歴史残るレベルの活躍したをした選手がいる。その選手の名前は中澤祐二と言い、ボンバーヘッドで有名なのでサッカーに馴染みのない方でも名前ぐらいは書いたことのある方は多いのではないだろうか。
中澤氏の場合、高校卒業後一年のブラジルサッカー留学を経ているが、参考にはなる事例だろう。野球だって公式戦は無理だとしても練習試合ぐらいは問題無い筈だ。OBに練習手伝ってもらってるという事にすれば特段ケチをつける必要もないし、強豪私立同士で連携してOB用のリーグ戦でもやれば甲子園のトーナメント式は養えない力を養うという手もある。プロ側がそうした選手を集めてトライアウトでも来年のドラフト前に開催でもすれば少ないながら門戸を開けるだろうし、今年は取り漏れが生じる可能性が高いのでプロ側にもメリットもある。即プロが難しければ社会人野球に売り込んでも良い。その辺は各高校が連携すればできない話ではないだろう。
もう一つな高校が予備校としての役割を果たす事だ。tthgの高校は私立の進学高で東大合格こそが最大の目標という学校だったので、浪人生にも授業を提供しており、そこで伸びてくれて東大合格者数が増えてサンデー毎日のランキングが上昇してくれたら最高という体制だった。野球を一本でやっていてロクに勉強もせず途方に暮れる生徒で、「社会人として一人前になるために大卒資格が欲しいと」と考えるならば高校の方で高校時代に本来やるべき勉学をやり直すチャンスを与えてやれば良い。そういう体制を作っておけば指導者側もやり直す道を進める事ができる。
今まで、そうした事をやってこなかった野球強豪高にとってはあまりに唐突な話かもしれないが、東大受験戦争の方でそれなりの実績を残している私立高校は20年前から卒業生の予備校の役割を果たす努力をしているのである。いきなり東大入れは厳しいとしてもそれなりの大学に2浪して入るぐらいなら今からでも全然遅くない。こちらは高校側の受け入れ体制整備が簡単ではないが、高等学校の本来の役割を考えればそれぐらいはしても良いはずである。なぜなら、本来高等学校は野球で卒業証書を与えることはできず、卒業生と認定するには一定の学力の担保が必要だからである。
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— tthg1994 (@tthg1994) May 17, 2020