今日は。FAという言葉が悩ましいtthgです。
昨日ライオンズのFAに大きな動きがあった。十亀投手は宣言残留と秋山選手は海外FA宣言である。十亀投手の3年で単年1億は決して安くない。ローテを1年守ってないと投手としては破格と言っても良い。ただ、流出阻止にはある程度致し方ない。ベース年俸が安かったので仮に失敗しても、流出の歯止めにはなるので全くの無駄ではない。
問題は秋山選手の方である。そもそも、絶頂期に年俸を安く抑える複数年を結んでしまい、報道ベースでは球団の対応もあまり上手いとは言えずフロントとギクシャクしていたので今年の交渉前から負け戦だった事は否めない。そして、今年の秋山選手の成績もどう解釈すべきか悩ましものだった事が更に問題を加速させた。
今年の秋山選手の成績は並みの選手としては評価できる。3割り20本をクリアして1番打者としては立派だ。しかし、得点圏打率が低く打点も60台ともの足りない。秋山選手の一番の売りはチャンスメーカーにも得点源にもなれる所であり、それは山賊打線の凄みを増していた。ランナーが居ると打てないという点は大きくマイナスであり、年間通して物足りない結果である。
年齢的に30前半から半ばに入る時期で年齢的な衰えの懸念は確実にある。その兆候もある中で球団としてどう評価すべきか難しい状況である。tthg的には去年の成績も持って回復の見込みが全くないとは思わない。打撃はどんな名選手でも不調の時期がある。その例外はイチロー選手ぐらいだ。だから、去年の秋山選手程度の不調は調子の波が悪い方に出たという可能性も十分ある。だから、戦力として価値がないとは思わない。
しかし、年齢的にここから緩やかな下降線を辿る可能性を考えると長期固定の高額年俸提示はリスクが高すぎる。また秋山選手が同年代の柳田選手を意識した発言があるので柳田選手の年俸5.7億を超えないと難しい。それらの事を考えるtthgがオファーするなら6年の長期契約だが年俸は初年度6.5億である。これなら下降線を辿っても下げられる。今年並みの成績なら当然ダウンである。そもそものベース年俸が高いのでダウン幅も億単位まで想定する。その事も含めてオファーする。これなら下降線でもリスクはおさえられる。それでも高いが、それはこれまでの貢献に対する後払いと考えたら良い。
秋山選手としては全盛期並みの成績を維持できれば柳田選手超えもある。というメリットもあるし、自分にストイックな秋山選手ならそれを選ぶ可能性もあるだろう。
まあ、それでもアメリカに行きたいとなる可能性も高いし、これまでの経緯と今年の微妙な成績では交渉も難しく、手遅れ感は強い。年齢と微妙な成績を加味するとメジャーで良い条件提示は簡単ではではない。結果、国内移籍でイーグルス行きとかありそうなのは、去年より状況が悪化したとも言える。せめて、ダメならライオンズを敵にしたくないという理由で残ってくれる事を期待する。
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