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tthgが考える「ライオンズが秋山選手に投資できなかった二つの理由」。

今晩は。秋山選手の動向に過度な期待をしていなかったのでダメージは少ないtthgです。

秋山選手のカープとの契約については既に多くのファンがあれこれ言っているので乗り遅れ感満載なのだが、一区切り着いたのでtthg的な見解を述べたいと思う。秋山選手が3Aからフリーになって以降いろいろな報道がなされ、Twitterには彼の復帰を待望する声が上がっていたが、tthg的にはあまり盛り上がっていなかった。一つの理由は今のライオンズの懐事情からして高額のオファーを出すことは現実的でないと考えていたからだ。オフの榎田投手、小川投手のリリース等で2軍ローテすらままならないのに、補充すらしない状況で、秋山選手に満足なオファーを出せるとは考えにくい。それが率直な感想だった。


それでも決して金満ではないカープのそこまで高額でもないオファーに負けたのか?というご意見もあろうが、現状カープより金銭状況は厳しい。下記のNPB選手会所属だけの年俸総額ランキングではライオンズのほうがカープより年俸総額は多い。(外国人の推定を加えても大差はない。)

一方で、2022年6月27日時点の今シーズンの一試合当たりの観客動員はカープがライオンズを1万人以上、上回っている。(ライオンズ16, 449人、カープ27,373人)

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これは、チケット代の平均を3,000円としても、それだけで一試合当たり3千万円売り上げが違う事になる。グッズや飲食を含めれば、最低でも4千万は違う。既に35試合程度消化しているの35×4千万で14憶も売り上げが違う。下記の記事で広島の松田オーナーから「投資的な意味合いもある」と語っているが、上述の14億の売り上げの差が投資余力の差となりライオンズが投資できなかったとしても、不思議ではない。

広島が27日、米大リーグ・パドレス傘下3Aエルパソを自由契約になった元西武の秋山翔吾外野手(34)を獲得したと発表した。 松田元オーナ...
秋山翔吾はヒットメーカーなだけではない 「投資的な意味合いもある」と語っていた... - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

この金銭状況についてsinndarさんが下記の記事で「このような金欠状態では、場合によっては、球団の行方(身売り等)も危うい」という見解を出しておられるが、まさにご指摘のとおりである。残念ながら、ライオンズの金欠はかなり厳しい。

ご無沙汰しております。 敵地仙台で鷲に三連勝して 気分良い週末を迎えるも それもつかぬ間で、 その直後に西武関係者&ファンの我々に あまりにもショッキングな悲報が走りましたね。 やはり衝撃的な話でしたので、 久々に投稿させていただきます。 『秋山、広島へ移籍決断!』 「金銭...
【臨時号】Goodbye Akiyama!まあこの条件ではさすがに無理ですね。で、残る問題は... - 下手の横好き(馬と獅子が好きです)


秋山選手獲得に懐疑的だったもう一つは、秋山選手とライオンズフロントは報道されているほど蜜月ではないのでは?という疑問である。上述の記事でsinndarさんも触れられているが、渡米前年オフのテレビ番組で同い年の柳田選手に比べて自身の年俸が安いと発言していた。(この点ついては首都圏さんも下記の記事でご指摘されている。)

秋山翔吾選手がカープへの移籍を決断しました。不気味な感じはしましたが、不安は現実のものとなりました。秋山翔吾が広島移籍を決断「試合に出るために挑戦」 3年総額…
『秋山翔吾はカープへ移籍を決断!そこまでライオンズに魅力がないとは・・・』 - 首都圏でプロ野球観戦(ライオンズを中心に)

ファン的には秋山選手の発言は妥当であり、少なくとも年俸でダブルスコアの差がつくのはおかしいというのは納得できる。しかしながら、年俸について公然と批判する秋山選手にライオンズフロントは決して良い気はしない。秋山選手とて相当腹に据えかねていないとこんな発言にはならない。

オフに球団施設訪問などの様子を見ると「ライオンズ」という組織全体には愛着はあるのかもしれないが、フロントと意思疎通できていたのかは疑問である。我々サラリーマンだって組織全体には愛着はあっても「財務部門」や「人事担当」とは禍根がある人はごまんといる。現場上がりの渡辺GMとは話せてもその先のメンツとはダメということは十分に想定できる。

仮に、秋山選手とフロントとの間に禍根があるのであれば、秋山選手を「幹部候補生」として「投資する」という発想が球団になくても不思議ではない。特にマスコミで自分の組織への批判を公然とする人物はその組織の「幹部候補」にはなり得ないというが一般的だ。それを超えて「それぐらい言える人物のほうが、旧態依然とした現体制に風穴を開けてくれる」と期待を寄せる組織というのは現実的には稀だし、昭和から続く組織のライオンズにそうした度量があるとは考えにくい。(それが良いとは思わないが。)

その場合、今回のオファーは「今の秋山選手の選手としての価値」に投資するという発想になろう。それなら、秋山選手が決定打の一部として言及している「契約年数」が短くなったというのも理解はできる。3Aで結果を出したとは言え、30半ばで2シーズン結果が出なかった選手の単純な選手としての価値だけに長期契約は難しいからだ。(それだ妥当な結論かは、別として)

逆に言うと一縷の望みは、秋山選手が「今のライオンズフロント」とは一緒にやりたくないが、「ライオンズ」という組織には愛着があるというケースである。それならば、例えば2018、2019の優勝メンバーが監督になった時のコーチなどで戻ってくるという事が想定されるからだ。もちろん、これはsinndarさん言う所の「球団の行方(身売り等)」がクリアできたらという話にはなるが。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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