致命傷になってもおかしくない痛恨の敗戦(2019CSファイナルステージ第1戦)
負けるにしても負け方が悪すぎる。懸念していた通り平井投手が捕まってしまった。間隔を開ければ一試合ぐらいという淡い期待も崩れ去り、平井投手を今後使いにくくなってしまった。平井投手が平良投手と交代する時明らかに不満の表情を浮かべており、今後のモチベーションという意味でも難しい。短期決戦だから非情采配というのは理解する所もあるが、そこは事前にコミュニケーションを取っておくべきだ。変えた平良投手が打たれたことも更に平井投手の心が萎える要素である。
平良投手自身も連投には不安がある上、昨日の痛恨の失点ではメンタル面で難しい。そもそも、1点差で一死一、三塁は実質1年目の投手の短期決戦デビュー戦としては荷が重すぎる。純粋に抑える確率の面からいっても交代が妥当だったのか疑問が残る。これで平井投手と平良投手という主力の中継ぎが今日以降起用が難しくなった。
敗因はそれだけではない。1点差で疲労度の濃い平井投手を投入しなくてはいけない状況をミスで作ってしまった事が問題だ。まず、4回裏金子選手か甲斐キャノン相手に勇気ある盗塁を決めてチャンスを作ったのに秋山選手が打てず。戦前から得点圏で打てない今シーズンの秋山選手は不安だったが、それがここで出てしまった。それ以外にも7回と8回にチャンスを潰しており、これも今シーズンの課題である後一本でない病である。
采配でもいつも通りの疑問采配である。ますば6回裏、山川選手の二塁打と外崎選手のナイスランで1点加点してなお無死二塁で栗山選手にバント。これは疑問である。走者が山川選手なので三進しても内野ゴロや犠飛で生還できるケースは少ない。木村選手が外野の深い位置へフライを打ち上げる可能性も低い。よって三進するメリットに対してバントでアウトカウントを一つ与えるリスクが見合っていない。なのにバントして攻撃の勢いを消してしまった。
7回表のニール投手の続投もいつもの先発引っ張りすぎである。シーズン中から90球超えたニール投手はあまり信用できず、6回には制球を乱していたのに何故続投なのか。左右が理由なのかと思いきや変わった小川投手は右でも続投。一貫性すらなくリスクだけを増す采配でグラシアル選手のホームランで余計な1点を献上。これでは勝てない。
1番信頼できるニール投手で終盤までリードしていて拙い作戦選択と継投で逆転負け。セットアッパー2人に不安も残った。痛いという言葉では表現しきれない。tthg的にはここから巻き返す未来は想像できない。ただ、今年はそんな状況から何度も巻き返してきた。希望はそこだけである。
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