ライオンズのもう一つのストロングポイントが試合を決めた。（2019年9月6日対イーグルス観戦記）

今晩は。仕事でブロークンイングリッシュを駆使して披露困憊のtthgです。

首の皮一枚つながってマジック阻止。この勝利の意味は大きい。だが、本当に厳しい試合だった。先発の今井投手は相変わらずの無駄球で5回4点がやっと。それでも今井投手的にはクォリティスタートぐらいの感覚である。その後は首脳陣の左右こだわり過ぎ継投で投球を浪費するいつものパターン。野田投手と平井投手は節約できた。それでも平井投手と増田投手の今日の内容が良かったのは救いである。中1より連投がパフォーマンス上がるというのはどう説明して良いの分からない。ただし、彼等がまた四連投する危険があるのは不安である。せめて平井投手だけは休ませて置くべきだった。

打線は見事な逆転劇だった。一つのポイントとしては弓削投手がクイックになった途端崩れた事。過去の映像と比較してしてないので断言できないがあまりに早く投げようとしてフォームのバランスを崩していたように思う。しかし、それでも一気に逆転して3点のリードを生み出した中村選手のグランドスラムはお見事だった。

だが、その後は閑古鳥だった。そこは打線としても課題である。また、中村選手は活躍もしているがど真ん中を振り遅れてファウルというシーンも目立つ。報道でも東スポが中村選手の状況について以下のように報じている。

赤田打撃コーチはこの日の打撃練習を振り返り「全然ダメ。今日の打撃練習はひどかった。昨日よりはまだマシな方だったけど、全然打球が前に飛ばなかったですもん」と中村の状態を語る。

東スポWEB,2019年9月5日 12時21分,西武・赤田打撃コーチが見た「中村の満塁弾と体調」より引用,2024年2月29日最終閲覧

東スポだからガセと言えなくもないが、今日のＤＨ起用は疲労対策という意味もあろう。昨年も8月は絶好調だったがCSの頃には調子は落ちていた。今後は右投手相手でも栗山選手レフト、中村選手ＤＨ佐藤選手サードという布陣も絡めて中村選手の疲労の軽減に努めるべきである。

個人的に本試合のMVPは中村選手ではなく源田選手である。5回裏に1点差に追いつかれてなお、二死一、三塁で渡邊選手のポテン気味のフライを背走してスーパーキャッチ。6回裏は二死二塁で茂木選手のセンターに抜けようかという当たりを完璧に捕球してアウトにした。どちらも並みのショートではアウトにできず同点や逆転になった可能性の高いプレーである。この二つのプレーで流れを止めたのは非常に大きく、残りの回イーグルスはチャンスすら作れなかった。

打線と投手力に隠れているがライオンズの守備力は高い。今日に関しては、源田選手の守備は非常に大きく勝利に貢献した。投手力以外の守備力というもう一つのストロングポイントが光った試合だった。

蛇足だが、だんだんと打率が下がり、あまりにも力の無いスイングを繰り返すうちの元キャプテンは相当膝が悪いのではなかろうか。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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