ライオンズ:3
バファローズ:1
とりあえず、勝つには勝ったがあまり喜べない勝利。塩見投手には悪いが、今日の塩見投手を完全に打ち崩せないようでは、CSは単なるホークスの興業になってしまう。4回、遅くとも6回のチャンスで大量を取らないと駄目である。
お品書き
・3割打者にバントは本当に正解か
・坂田選手にもう一打席チャンスをあげるべき
・6回表のピンチで外崎選手敬遠という選択肢はなかったか。
・山川選手の価値あるショートゴロ
・3割打者にバントは本当に正解か
7回表、ノーアウト2塁、9回表のノーアウト1塁で金子選手がともにバントを失敗した。9回は微妙だが、7回は少なくともバントではなかった。まず、金子選手は3割打っていて、足も速いのでランナーとしての価値も高い。得点圏打率も高い。ヒットが出たら、一気に試合を決めることができる。バントしてしまうと、一点で終わる可能性がでてくる上、3塁進塁のバントは技術的に難しい。後続の源田選手は得点圏打率3割越え、森選手の打力は言うまでもない。ノーアウト2塁から金子、源田、森の各選手をを打たせて、0で終わる可能性は非常に低い。金子選手にライオンズの往年のバントの名手平野さんぐらいのバント技術があれば別だが、7回は強打で良かった。
9回は1点の価値が高い場面で1塁だったので、普通はバントだが、前の打席失敗している、金子選手の心理を考えると、金子選手の打撃と足を信頼して強打で良かったのではないか。まだまだ、レギュラーとしてキャリアの短い金子選手には、絶対に失敗できないというプレッシャーをかけて挽回させる段階ではないと思う。今日のところは金子選手に「打って取り返してこい」と言って、明日からバントの猛練習でもすればよい。繰り返しになるが、3割打っていて、足も速くダブルプレーの危険が少なく、2塁がアウトになっても、1塁に残れば、そこからプレッシャーをかけられる金子選手である。今の金子選手に絶対バントという場面はそもそも少ないと私は思う。
・坂田選手にもう一打席チャンスをあげるべき
6回裏から、今日ヒットのない坂田選手が交代した。今日の試合を安全に勝つという意味では良い選択だと思う。しかし、今のライオンズはCSでホークスに打ち勝つというかすかな望みを追うべき立場にいる。辻監督の中での理想は守り勝つことなのだろうが、投手がそれに追いついていない。リスクを負って打ち勝つ野球が今年の最後の望みである。そのためには、坂田選手の覚醒は、リスクを負って追うべき価値のある要素である。少ない打席の中でも結果を残してスタメンを勝ち取った坂田選手にもう一回打席を与えて欲しかった。
・6回表のピンチで外崎選手敬遠という選択肢はなかったか。
6回表ツーアウト1,2塁で外崎選手という場面でイーグルスは塩見投手から、森原投手にスイッチした上、外崎選手と勝負して打ち取った。抑えたから別にいいかもしれないが、あえて外崎選手を敬遠という選択肢はなかったか。確かに、普通は敬遠なんてない場面だが、次は打率1割台の岡田選手である。ツーアウト満塁になったら、岡田選手に代打という選択肢がありうる。仮に、岡田選手に代打がでて抑えれば、捕手が変わり十亀投手の投球に影響が出たかもしれない。この展開になれば、リスクを負ってでも、敬遠した価値がでる。特にイーグルスは連敗中でギャンブルしでも勝って流れを変えたい試合だっただけに検討の余地のある作戦だったのではないか。仮に、代打が出なくても、外崎選手よりはぐんと抑える確率は上がる上、塩見投手で乗り切って投手を節約という可能性も有りうる。結果論からいえば今日の岡田選手はその後二安打なので危険だったが、それは結果論。確率的には安全性は確保されている。
・山川選手の価値あるショートゴロ
上記の4,6回のチャンスで2度空振り三振に終わった山川選手。今日は役目を果たせなかったことは反省してもらいたい。ただし、あまり反省しすぎて当てにいかないこと。今の浅村選手のように強振と軽打を組み合わせるバッティングを今すぐすると、一番のストロングポイントである強いスイングができなくなる。反省するとすればスイングすべきボールだったか否か。6回の三振はストライクっぽいコースだったのでスイングで仕方ないが、4回はボール球のスライダーだったから、こちらを教訓にして欲しい。(この場面で外野フライ打ってくれたらかなり展開は違った。
それよりも、最終打席のショートゴロをほめたい。3三振の後もしっかりスイングして、体制崩されながらも惜しい当たりを打っていた。ちょっとコースがずれればヒットの当たりだった。この打撃ができれば、自ずと率も残ると思う。とにかく今年は今のままガムシャラにやって欲しい。技術的な反省は秋季キャンプあたりでやってくれれば良い。今のままでも十分存在感のある怖い打者なのだから。
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