山川選手の決勝ホームランに見たCS時代の新たな四番像。(2019年5月21日対ホークス観戦記)
おはようございます。夜中に増田劇場というとびきりのホラー映画で1日ぐらい寿命が縮んだtthgです。
昨日の試合も文句を言いたくなる要素はたくさんあった。本来完勝して今日のホークスにダメージが残るような勝ち方をしなくてはいけない試合だった。しかし、お疲れ気味の平井投手と増田投手が後一歩で炎上という状態になってしまった。森捕手は二つのパスボールにエラーで足を引っ張った。配球云々の前にこうした守備はやってはいけない。首脳陣もなぜ平井投手達がこんなになってしまったのか猛省すべきである。ただ、毎回毎回悪いところばかり書いても疲れるので、今日は凱旋試合で決勝ホームランという偉業を成し遂げた山川選手にスポットを当てて書きたい。
年一ところが、生涯一度しかないかもしれない地元での公式戦で決勝ホームラン。正直出来過ぎの感すらある。このホームランを見ながら今の時代に求めらる四番像は変わったのではないか?という思いを抱いた。昔から四番はここぞという場面で打たないといけないと言われていた。清原氏の応援歌にもあるようにチャンスに強い事が四番の条件だった。しかし、それはシーズントータルの話しであり、10割打てという話ではなかった。何回か失敗しても決定的な場面で打ちチームが優勝すればリカバーが可能だった。
しかし、今はCSがある。CSで負けたらたとえシーズンで優勝してもその価値は激減する。昔から日本シリーズがあったから優勝しても日本シリーズで負けたらリーグ優勝が台無しになるという面はあった。だが、優勝してもCSで負ける喪失感に比べると可愛いものである。そしてCSで四番がチャンスを潰して負けのキッカケを作れば厳しい評価になる。tthgのように夜な夜な毎日試合を見る者だけがファンではない。激務の合間をぬってスマホで結果を確認し、CSだけ中継を見るようなファンにとってはCSで打てない四番の印象は非常に悪いものになる。そして、ネットでは言いたい放題罵詈雑言が飛びかう。逆にCSで決定打を打ってヒーローになればその先何年もファンの心に残り続け、ネットで話題になる。
今の時代、四番にはCSを勝ち抜くために「この一試合」で結果を出す能力というが求めらるようになった。昨日の山川選手にはその能力がある事を示してくれた。年に2回しかない地元開催。CSよりチャンスが少ないのにそこでファンの心に響く一発を放ってた。しかも試合を決定する一打だった。(その後の炎上寸前劇でかき消されかけたけど。)どうしても打ちたい試合で打った事で、山川選手の四番としての輝きを更に増すことになった。山川選手は今やライオンズの宝である。是非チームで頑張ってこの宝を輝かせるCSという舞台を用意して欲しい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
なお、各回ごとのtthgのコメントを速報版にて記事にしております。本記事にまとめきれなかった部分もありますのでよろしければ下記の速報版もご覧ください。
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