上原投手プロテクト外し事件における巨人の思考を読み解く。

おはようございます。朝の移動中継ぎスマホで記事を書いているtthgです。

ブログコンセプト変更第一弾は遅ればせながら巨人の上原投手プロテクト外し疑惑について。事件の概要は皆さんご存知の通りだと思う思うが巨人の上原投手がシーズン終了後自由契約になりながら1月ちょっとで再契約し、その狙いが上原投手をプロテクト名簿からは外すことだったと疑われているというものである。もし仮にこれが本当だった場合はとんでもないことで今年FAで巨人から人的保障を求められるライオンズとカープはたまったものではない。

しかし、tthgは本件は少し複雑な事情があるように感じる。まず、上原投手は下記の通り、きっぱりと本件を否定している。

そして、巨人と上原投手が結託していた場合、「こんなに早く再契約するか?」という疑問が残る。こんなに早く再契約すればそりゃ誰だって疑う。それぐらいのことは分かるはずなので巨人、上原投手双方が結託した場合は最低でも年明けまで契約を公にはしないだろう。



では全くのガチだったかというとそうも考えにくい。これだけ早く契約したからには巨人側は上原投手を必要としていたと見るべきだ。だとすると、巨人側にはプロテクト外しの意図はあったが上原投手には自由契約とだけ告げてFAが確定した後に再契約したということではないだろうか。

上原投手の自由契約の理由は膝の手術。他球団が手を出すとしてもそれなりの時間がかかるからプロテクト名簿提出ぐらいまでは時間稼ぎは可能。上原投手がガチで自由契約と思って行動してくれた方が疑惑の追及は難しい。最悪、他に取られたとしても戦力として致命傷ではなく、一度メジャーに行った上原投手の指導者としては重要視していない。

などという事情を邪推すると巨人がだけがプロテクト外しという思想を持っていたというストーリーが浮かんでくる。その場合故意にプロテクト外しをしたという証拠が出てくる可能性は極めて低い。上原投手に密約があれば上原投手の行動に何か異変があり疑惑追及という方法があり得るがこの場合はそれがありえない。そう考えると本件はこれ以上追及しても無駄に終わる可能性が高い。

とはいえ、このような自由契約と再契約でプロテクトが逃れられるという事態はやはり好ましくない。上原投手の件がどのような事情であれプロテクト制度の欠陥が露呈したことは間違いない。ライオンズとカープとしては、故意にプロテクト外しをしようとするとやりたい放題という現状について問題提起する。その上で来年以降に制度改正するよう働きかける事が現状の最善手ではないだろうか。

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上原投手プロテクト外し事件における巨人の思考を読み解く。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 越後の侍 より:

    私もそうは思いたくありませんが、やはりそうだと思います

    自由契約とし、その後プロテクト28人を発表、その後再契約、あまりにも出来過ぎていると思います。
    まあでも巨人らしいずる賢さというか呆れたというか、でもこんなことをしてもいいことは起こらないと思います。なんとか穴を見つけ人的補償に持っていきたいものです。ただこれを見て炭谷がどう思っているか、巨人という球団に対し不信感を持っていてくれれば有難いのですが
    今までの原体制は許せた、でも今回は許せぬものがあります。厳しいけど交流戦で返り討ち、これしかないです
    何でもそうですが証拠さえあればです

    1. tthg より:

      如何せん証拠がないですからね。

      疑わしきは罰せずが原則なんで今回は仕方ありません。仰る通り交流戦で上原投手を滅多打ちにしたいです。

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