所沢で秋山選手の逆転スリーランが炸裂する直前新潟の地でも奇跡が起きた。(2018年9月27日対ホークス観戦記)
今晩は。人生で初めての体験に驚いているtthgです。
8回裏二死からメヒア選手の四球と金子選手の内野安打で二死1.2塁。打席に秋山選手でホークスが嘉弥真投手にスイッチ。嘉弥真投手が1球目を投げるぐらいの時に既にtthgは泣いていた。正直良く分からない現象だった。打席に入るとやたらと目力を発揮する山川選手以上に鋭い眼光を放って打席に入る秋山選手を観た時tthgの中で勝負の行方は決していた。だから泣けてきた。2球目を投げ終わった後ぐらいに「いやいやまだ負けてるし」と思い直した直後の3球目。秋山選手が捉えたボールはバックスクリーンに消えていた。
正直今までそこそこ長いライオンズファン歴のあるtthgでも全く初めての体験だった。画面越しに必死に応援して喜びを爆発させた経験は何度もある。しかし、結果が分かる前に結果を確信したのは初めてだ。全てを理屈で説明することはできない。野球は打てない確率のほうが高いスポーツでこれまで幾度となくチャンスに凡打するライオンズの打者を観てきた。今年だっていや今日だって何回ため息をついたことか。でもこの打席に秋山選手には「絶対打ってくれる」という確信がtthgの中にはあった。理屈らしいことを言えば、tthgが先週の土曜に遠征して以降のライオンズは奇跡の勝利を積み重ねてきた。「だから今日も何とかしてくるはず」という思いはあった。しかし、同時に何度も起こらないから奇跡なのであり、この奇跡が今日も起こると考えるのは野球の常識に抗うことでもあるのだ。
でも、秋山選手が打つ前から涙が出るほどにこの打席の秋山が打ってくれるという確信があった。野球の常識を超えて奇跡を起こしてくれる。そうtthgに思わせるほどのオーラが秋山選手にあったという事だと今は理解している。正直これを書いていながらも不思議な気分だ。別の事に感動しただけ?と思ってもみたが、「まだ負けてるしこれで秋山選手が打てなかったら、今泣いてるってカッコ悪いな」とまで思ったことは確かだから、泣いてる時点で秋山選手のヒット以上の結果を確信して泣いていた。つい1時間ぐらい前のことなのに必死に記憶を整理しないと状況が再現できない。それぐらい凄い体験だったし、奇跡としか言いようがない。そしてそれを演出したのはシーズンの一番大事な時期に奇跡の勝利を積み上げた若獅子の戦いにほかなならない。こんなにこころを揺さぶられるシーズンは初めてである。
さて、tthgがあの瞬間どういう心境だったかという話は別にしても凄い勝利だった。現実的な勝因の話をすれば「四球」である。前半戦これでもかとつないで勝ったゲームを再現するかのごとくボール球を振らなかった。森選手のスリーランの前にも中村選手の粘りの四球があった。秋山選手のホームランの前にもメヒア選手の四球があった。重量打線だけど決して振り回すだけでなく見極める。ここに今年のラインズ打線の神髄がある。それが存分に発揮された。この最大の強みを持ってポストシーズンの最後まで行ってほしい。それができればきっと日本一になっているはずだ。
明日はホークス戦の連敗を止めるべく菊池投手が登板。けっして不安がないわけではないけれど、今日の勝利を受けて不甲斐ない投球はできまい。菊池投手にも今日の秋山選手の最終打席のような集中力で初回から頑張って欲しい。ここまできたら本拠地優勝をお願いしたい。明日も絶対勝つぞライオンズ。
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