リクエスト機会の見逃しと連続盗塁死のミスを、中継ぎ陣の踏ん張りとレジェンドの一撃で取り返して勝利。ミスを全員で取り返せるチーム力は大きな財産。(2018年9月17日対ホークス観戦記)
今晩は。奇跡が起これば22日のゾゾマリン遠征で優勝の瞬間を目撃できる?という淡い期待を抱くtthgです。
今日も栗山選手のグランドスラムで幕を開けて、上々の滑り出し。千賀投手以外実績のない先発とは言え、前回のヤフオクでの好投を考えれば、崩れすぎという感は否めない。しかし、計算通りにいかないのも野球である。ところが、2回の連続盗塁死で少し流れが傾き始める。最初の金子選手の盗塁は録画では完全にセーフであり、リクエストすべきだった。ここでリクエスト成功していればその後の盗塁も甲斐選手の肩に力が入って送球がそれるとか違った展開もありえた。だから、このリクエスト判断は大きなミスだった。最初の金子選手の失敗以降も、4回盗塁を試みて全部失敗。(1回はミランダ投手のボーンヘッドで金子選手が一塁に帰塁)積極性とは聞こえ映えは良いが判断ミスである。少なくとも最初の2回で撒き餌としては十分であり、例え失敗しても「走ってくる」という意識は十分残る。3回以降は投手に警戒させたところを打っていくべきだった。実際ミランダ投手は嘉弥真投手は盛んに牽制しており撒き餌の効果は十分あった。甲斐選手の盗塁阻止率を考えた時やみくもに3回以降も盗塁したことは反省が必要である。
リクエスト判断と盗塁死のミスに加えて、ウルフ投手が打球を太ももに当てて降板というアクシデントもあった。3回から中継ぎ登板というのは今のライオンズにとってマイナスだった。これだけひっくり返されそうな要素満載だったが、今日は中継ぎ陣が本当に良く踏ん張った。ウルフ投手の直後に投げた武隈投手は2イニング目につかまったがそれでも1イニングは投げてくれた。その後の増田投手と小川投手はどちらも回マタギをこなししかも0で抑えた。彼らの踏ん張りが今日の勝利の一因だったことは間違いない。また、彼らが戦力として計算できるなら、先発を早めに下げても勝ち得るので今後に向けても大きい。
彼らがしのいでいると、7回レジェンド中村選手のスリーランが飛び出し、実質試合の行方が決まった。中村選手とて今日は2回チャンスで凡打していたが、最後の最後できめてくれた。この辺りは経験値というものの価値を教えてくれる。このスリーランで8回-9回を平井投手相内投手でしのぐことができた。マーティン投手とヒース投手を休ませたことで明日の戦いがだいぶ楽になった。中村選手のスリーランは今日の勝ちだけでなく明日にも意味のある貴重なホームランだった。
正直、ミスで相手に流れを傾けてしまうのは頂けないが、そこで投壊にならずに踏ん張り、打線もそれに応えてチームを楽にする追加点を取った。ミスを取り返せるチーム力は頼もしい。また今の若いチームには、ミスをしないようにするよりも、ミスをしてもいかにそれを取り返すかということでチームが一つになって戦うほうが合っているのかもしれない。反省すべきは反省するとともに、みなでミスを取り返すという意識を強く持つことも今後の戦いにおいて重要である。
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