崖っぷちから盛り返して価値ある一勝。獅子が優勝への階段を大きく登った。(2018年8月28日対イーグルス観戦記)
今晩は。良くも悪くも今年のライオンズは身体に悪い試合が多いと感じているtthgです。
先週末ホークス相手に痛い3連敗。しかも、最後は精神的にダメージの残る試合だった。そして今日も前半はその悪い流れの中で四苦八苦する展開だった。多和田投手は立ち上がりエンジンがかからずいつ崩壊してもおかしくない出来。打線もじっくり球数嵩ませる戦略かと思いきや3回に相手に流れを与えかねない早打ちの三凡。4回に相手エラーで点を貰うも、相手のミスに乗じて決定打を打つことができない。そして、6回立ち直りかけた多和田投手にエラー二つで無死2,3塁というピンチが降りかかりそれを抑えられず、逆転ノックアウト。
正直、このまま大敗する未来しか見えない展開だったが、小川投手と伊藤投手が好投してチームを土俵から落ちるところを救ってくれた。正直二人とも抑えて当然のレベルの投手ではない。にも拘わらず、この厳しい状況で自分の投球ができて1点もやらないリリーフをしてくれたことはチームにとってとてつもなく大きかった。正直、これまでの今年の辻監督の采配を考えると野田投手と平井投手を無駄に使って敗退という展開のほうがしっくりくる感があるが、よく我慢して彼らを使ったと思う。負けた場合の勝ちパの投手温存と言うリスクヘッジの意味で采配も良かった。
そして、7回裏、金子選手から繋いで3連打で1点とってなお、ランナーを二人置いて浅村選手。ここで6回の逆転劇を演出したミスを犯した浅村選手に打席が回るという事自体が奇跡のような舞台設定だった。そして、その大舞台で浅村選手が胸に刻まれたキャプテンマークとライオンズの強打者たちの伝統を語り継ぐ背番号3に相応しい結果を残した。浅村選手とて痺れる優勝争いの経験はない。ミスをするのもある面仕方ない。しかしそれを最高の形で乗り越えてくれた。
細かい話をすると、浅村選手の打球が伸びて長打でなくホームランになったことが大きかった。なぜかというと、同点ではなく一気に逆転まで行けたからだ。同点どまりであればまだイーグルスの心はおれず、後続の山川選手に変な力が入って7回は終わっていたかもしれない。(実際逆転の後大振りして凡打したし。)1点でもリードしたことで、ライオンズに余裕が産まれ、イーグルスの心を折ったことが大きなポイントだった。
その後は、マーティン投手とヒース投手の勝ちパのリレーで勝利した。そして、最後まであきらめず土俵際から盛り返す貴重な勝利の後に、ヤフオクでマリーンズがホークスを破るというおまけまでついていた。3位入りのために負けられないマリーンズが敵地でホークスに勝ってしまうのだから野球は面白い。ライオンズ相手にきっちり勝ってくるホークスなのに、後がないマリーンズに負けてしまう。ホークスとて優勝に少し手がかかりそうになってから普段通りやるのは難しいということなのだろう。これで連敗の流れを止めてホークスとの差を6にできた。ホークスもこの1敗は相当ストレスが溜まる負けである。これで安心とは言わないが、優勝への階段を大きく登ったことは間違いない。本当に大きな勝利だった。
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