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エースとクローザーが一夜にして消えた(2018年7月20日対イーグルス観戦記)

おはようございます。先発すら頭数が怪しくなったライオンズが心配なtthgです。

菊池投手の肩不安は限界に近い。公式戦の前回登板である中8の7/8の楽天生命でのイーグルス戦も80球で球速表示が落ちていた。昨日は50球を超えた5回から怪しくなり、80越えの6回には140中頃だった。昨日は前半は150中頃が出ていたにも関わらず、この回はランナーが出てとにかく全力で投げても150に満たないことがほとんどで、球速がでてもギリギリ150という有様だ。こらはGW後の抹消時とほぼ同じ症状であり肩の状態が悪い事を示唆している。(前回登板時の記事はこちら、休養前最後の登板時の記事はこちら

そもそも、昨日は初回から変化球を多投してストレートが見せ球のような配球をしていた。これはストレートに自信がないことをうかがわせる投球だ。そして、比較的球速表示の出るメラドにおいて140中頃ということは楽天生命なら140前半ないし130台も有り得る球速である。それでも抑えていればだましだまし使うという手もあるが、昨年あれだけ勝ったイーグルスに滅多打ちに合う状況では今後の起用をためらわざる負えない。140中頃のストレートは簡単にヒットにされ、無理矢理投げた150近い球は制球できない。決定打となった渡辺直人選手の3塁打は制球できなかった球が真ん中に入ったものだ。

球速が落ちたとはいえ140中頃以上出ているのだから、速いことは速い。しかし、その割に打たれているということは、フォーム的な問題(例えば球持ちが悪いなど)や回転数などの理由で球速程に威力がないことが想定される。そもそも全体的に制球が悪かった昨日の投球を見ていると身体の異常を危惧する。ここ数回の登板はいずれも不安要素があり、このまま使い続けてもいつ爆弾が爆発するとも限らない。休ませるとしても前回1月休んでも回復しなかったことを考えると、本格的な回復には少なくとも今季全休が必要だろう。折衷案としては間隔をもっと開けることだが、中8でも前回ダメだったことを考えると中14とか必要だろう。少なくとも「エース」菊池投手が万全の状態で今季中に戻ってくる可能性はほぼ0である。

それから、試合前にはクローザーカスティーヨ投手の抹消のニュースが飛び込んできた。(正確には観戦記でないことをお許し頂きたい。)この抹消は深刻である。単に怪我が重い軽いという問題で深刻なのではない。(検査の結果怪我自体が深刻という可能性も否定できないが。)まず、東スポは以下のように報じている。

辻監督も、カスティーヨの投球に話が及ぶと「気が抜けてるだけだよ。説教だよ、あのヤロー。KYだよ」と顔色が変わった。

東スポWEB,2018年7月11日 23時36分,西武・辻監督 カスティーヨの“無気力投球”に激怒「なめてるよ!」より引用,2024年2月17日最終閲覧

また、東スポは抹消時の記事で鈴木葉留彦球団本部長がカスティーヨ投手について以下のように語った報じている。

「前半戦の最後、一度投げた時に張りがあって、痛みも多少あったんでしょう。(前カードの)ヤフオク(ソフトバンク戦)の練習の時にも本人が不安だというから、それなら一度調べてみようということになった」

東スポWEB,2018年7月20日 18時42分,西武の新守護神カスティーヨ 右ヒジの張りで登録抹消より引用,2024年2月17日最終閲覧

これらの報道を見るにカスティーヨ投手としては痛みを堪えて投げているのに辻監督に公に非難されたことにより、モチベーションが低下し我慢できていた痛みが我慢できなくなったのでは?と邪推したくなる。

またsinndarさんがTwitterで下記のように危惧されていた。

現実にはフィジカルもメンタルも危ない状況になってしまった。身体が回復可能だったとしてもメンタルの回復は首脳陣が相当うまく立ち回らないと難しいだろう。クローザーとして機能していたかは別にしてクローザーもいなくなった現状をどうするか。カスティーヨ投手は増田投手が復帰した場合の先発候補だっただけに、先発頭数問題も含む非常に頭の痛い問題である。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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