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8/1 対イーグルス

ライオンズ:8
イーグルス:0
とりあえず、勝てて良かった。これで優勝への望みが出てきた。今日は大量点の入った6回裏の攻撃を中心に分析します。

お品書き
・6回裏ノーアウト2塁からの中村の四球
・6回裏ノーアウト1,2塁からの栗山のバント
・6回裏ノーアウト満塁からの山川のサードフライ
・6回裏ワンアウト満塁からの菅原の押し出し
・6回裏ワンアウト満塁からの岡田の打撃

・6回裏ノーアウト2塁からの中村の四球
この場面で、イーグルス辛島は明らかに中村の長打におびえ、ストレートの四球をだしたが、正直この場面では中村は恐れるべき打者ではなかった。中村の良さは長打力だが、この場面で長打は要らなかった。3点差で6回であり、ライオンズの牧田、シュリッター、増田の3枚のセットアッパー及びクローザーはかなり強力で、そもそも、もう1点入ったらほとんど致命傷と言って良い点差であり、1点も2点もあまり変わらない。長打が出ようが、単打が出ようが結果にさほど影響のない場面であり、長打力より、打率が重要であった。そう考えると打率2割2分台の中村はこの場面に限りあまり怖い打者ではない。そう考えて自信を持って辛島が投げていればもっと良い投球ができたのではないか。

・6回裏ノーアウト1,2塁からの栗山のバント
ここは絶対にバントを成功させなければならない場面である。しかし、バント自体は決して良くなかった。結果的にセーフになったがかなり危ないタイミングだった。チャレンジがあったら絶対にチャレンジすべきといえるタイミングだった。リプレーを見ても別の角度から見たらもしかしたらと思わせるものだった。ここでのバント成功はほぼ点が入ると言って良い場面であり、この野選で試合が決まったと言って良い重要なバントだった。それにしても栗山である。この場面でつなぎをすることこそ、栗山を5番で使っているのであり、それができないなら、不調でも長打のあるメヒヤを下位でも使うべきである。栗山は自分の存在価値を脅かす失敗であるのという認識の下猛省し、バントを練習し直すべきである。

・6回裏ノーアウト満塁からの山川のサードフライ
このアウトは、栗山の微妙なバント成功より価値がある。この場面で山川が狙うべきは、三振、フライアウト、ホームランあるいは長打であり、高めをボールの下から打つことであった。それをきっちり実行し、結果的に内野フライになったが、自分のキャラをわきまえたいい凡打であった。これを続けていけば結果はおのずと付いてくる。後は外野フライを確実に打つ技術を身に着ければ良い。

・6回裏ワンアウト満塁からの菅原の押し出し
正直イーグルスは勝つつもりがあったのかという投手起用である。1点もやれないノーアウト満塁でルーキーに普通の投球をせよというのはまず無理である。もともと勝率の低い展開だからルーキーに経験を積ませるつもりだったのか。かなり疑問の残る采配であった。せめて、送り出すときに「お前の出したランナーじゃない、返してもお前の責任じゃないから、お前の球威のあるストレートをど真ん中に投げ続けろ。ダメでも、誰もお前を責めない」ぐらいの開き直った指示が必要である。おそらくそんな指示はなかったのだろう。ストライクが欲しいとあせるあまりボールが手につかず、くそボールを投げ押し出しである。正直私は菅原を責める気にはなれない。

・6回裏ワンアウト満塁からの岡田の打撃
岡田には猛省してもらいたい。結果菅原のエラーでチャンスは広がったが、最悪の打撃である。打率1割台の岡田にヒットなんか期待していない。この場面に限って言えば四球も期待していない。この場面で狙うべきは3振とそれを狙った結果の四球である。そもそも、上記のように菅原はテンパリまくりの状態でまともにストライクなんかこない。事実、岡田が手を出した3球ともボールくさい球だった。あんなボールに手を出すなんて考えられない。腹をくくって全球見逃すべきだった。ツーアウトになっても岡田の倍近い打率を誇る金子がいるのである。「3振で金子につなぐ」これで良い場面だった。それで結果的に押し出しを狙えば良い。ベンチもそれくらい腹をくくった指示が必要である。

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