迷走気味の鷹を復活した山賊が撃ち落とす。ライオンズの収穫は非常に大きくホークスの痛手は深い(2018年5月24日対ホークス観戦記)
おはようございます。明日の遠征は楽しみですが、今日職場の飲み会で観戦が難しいことが残念でならないtthgです。
昨日の勝利は本当に大きい。昨日負けたら一昨日貴重な勝ちを拾った意味が半減する所だった。ホークスの調子が非常に悪く、ライオンズは回復基調。ここで一気にヤフオクの悪いイメージを払拭しておきたかった。来週から交流戦なのでヤフオクでの試合もなくここで勝てないと次の機会すら暫くなくなる。次の機会にホークスが絶好調ライオンズが絶不調ということだってある。ここでリセットできるかどうかは本当に大きい。そして、それを成し遂げた。
勝っただけでも意味はあるのだが、内容的にも価値は高かった。ウルフ投手が崩れるも早い回からの継投で耐えることができた。ビハインドの展開から繋いで逆転した。特に4回の炭谷選手と金子一揮選手の連続タイムリーと6回の秋山選手のホームランは非常に価値が高い。先週の不調時にはビハインドの展開になると、大量にチャンスを作るもあと一本がでないということが繰り返されたが、昨日は取られてもすぐ取り返した。これは、山賊打線の本格的復調と言って良いだろう。敵失と風のいたずらによる5/19の7点とは本質的に異なる大量点だった。
ところで、5/9のホークス戦の観戦記で、工藤監督のその場しのぎの采配に疑問を呈したが、昨日はさらにその傾向が強く出ていた。
まずは、昨日も打線をいじって、1番上林選手、4番柳田選手、3番中村選手という並びだった。上記の記事でも指摘したように、上位打線をコロコロ変えるのは長期的に打線の「格」を下げることになる。もちろん、黄金時代戦士だった工藤監督はそんなことは承知だろうが、今はそんなことを言ってられないぐらいホークスの状態は悪い。
そして、試合での采配でその傾向はさらに強くなる。逆転を許した6回裏、昨日はあれだけ我慢して使った今宮選手の代役川瀬選手に代打。回はまだ6回。一点差でどうしてもギャンブルする必要はない。川瀬選手も今日はプロ初ヒットを打っていて先頭打者。得点圏に走者がいるならまだ分からなないでもないが、ここで代打は焦りとしか言いようがない。代打グラシアル選手がヒットの後上林選手にバントのサイン。今は1番だが、将来中軸を担うべき上林選手にバントは疑問である。目先の結果を重視して上林に「信頼してません」というメッセージを送ることは、上林選手の成長を止めることになりかねない。しかもバント失敗で走者グラシアル選手が飛び出してアウトに。走者としてボーンヘッドだが、バント空振りも相当罪が重い。
tthgは気が付かなかったが、いつも本ブログに意見をくれるsinnderさんのブログによると、このバント失敗時に、ホークス首脳陣が揉めていたように見える光景が展開されていた(具体的には達川コーチがあからさまに不満げな様子で工藤監督がそれをなだめていた。)とのこと。
経験豊富な達川コーチからすると一言いいたくなる場面だったのだろう。達川コーチは監督経験もあり有能なコーチだがそれがゆえに我を通して工藤監督とぶつかるということも想定される。勝っている時は良いが、不調時にそれが達川コーチの経験と能力が仇となることも十分ある。そんな不穏な空気の中、山賊打線は7回以降完全にホークス投手陣を打ち砕いた。ホークス的には弱り目に祟り目という感じだろう。首脳陣が割れた試合で完全に叩きのめされたのでは、相当ダメージが深いはずだ。
山賊打線が復調し、ホークスへ大きなダメージを与え、ヤフオクの悪いイメージもほぼ払拭した。色々な意味で大きい勝利である。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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