マリーンズの話だが、昨日の有吉投手と南投手の投球はライオンズ投手陣にとっても非常に示唆に富むものだった。先発オルモス投手が2回5失点の後を受けて登板した二人だが、二人で5回1失点。結果敗れはしたものの、終盤までに2-3点返せたら勝ちのチャンスがあった。彼らは勝ちパターンの投手ではないが、こうした投球は負けを勝ちに変え得る非常に価値の高いピッチングだ。
前にも指摘したが、野球は3割5分負けても優勝できるスポーツであり、負けを如何に少なくできるかという点は非常に大きい。序盤で先発がノックアウトされる試合で勝ちを拾えたら優勝に近づく。昨日だって、先の記事で指摘したように、一歩間違えば僅差で終盤を迎えられた可能性がある。毎回毎回打線が打ってくれるとは限らないが、5-6点とられても後を抑えてたら可能性は残る。その可能性を残せる試合を何試合作れるかという点は非常に重要であり、負けパターンの投手の求めれる仕事は決して小さいものではない。
この三連戦は初戦と2戦目でライオンズは序盤で大量点を取られたが、その後に登板した投手たちも失点を重ねた。結果、終盤を待たずに勝てる可能性はほとんど消えてしまった。ここで昨日の有吉投手や南投手のように踏ん張れていれば、違った展開もあった。現状この役割を担っている、小石投手、伊藤投手、松本投手には自分達が踏ん張って勝ちの可能性を残すことが極めて重要な仕事なのだという認識を持ち、自分たちの仕事に誇りを持って次回以降の登板に備えて欲しい。
5/13対マリーンズ観戦記その①
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