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痛い敗戦。しかし内容は悪くない(5/9対ホークス観戦記その①)

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おはようございます。ライオンズの敗戦のショックと共に自分の誕生日を迎えたtthgです。

確かに昨日の試合の負けは痛い。直接対決2連戦の連敗は3連戦3連勝か、2勝1敗を二回繰り返さないと取り返せない。ヤフオクで勝ち越しのハードルの高いライオンズにとって本拠地での連敗は厳しい結果だ。一昨日の雨の中での負けはある程度仕方ないとしても、昨日は負けてはいけない試合だった。その意味で言えば痛い。

ただし、内容まで全くダメだったかと言えば、そうでもない。まずは投手陣。完璧ではなかったが、9回トータル3点にまとめたのは、現状としては十分な結果である。十亀投手の2被弾と守乱はともに防げた点数だった。しかし制球難の十亀投手の実力を考えればソロ二つで済んで良かったと考えるべきだ。守乱も難しいバント処理で山川選手が間に合わないタイミングで投げたことも責任がある。現状QSは十亀投手の実力を考えれば及第点である。

8-9回の武隈投手と平井投手は0に抑えて最後まで希望を残してくれた。武隈投手は一死一、三塁を作ったことは反省材料だが、内川選手の大記録達成で押せ押せムードのホークス相手に0だったことは評価できる。平井投手は左打者を含め3凡。どちらも次につながる投球だった。

打撃陣は結果0だったことは反省すべきだ。しかし、昨日の石川投手相手に打つのは決して簡単なことでない。針の穴を通すという制球力ではなかったが、ストライクゾーンで勝負できるうえ、カーブが厄介だった。強いストレートと緩いカーブという単純な配球だが、しっかり腕を振って緩急をつけてくる投球は中々打てるものではない。特に3ボールの後にストライクを続けて投げられたことが大きかった。山賊打線の餌食になるパターンの一つに粘った後の四球があるが、昨日はそれが皆無だった。

そんな中、石川投手に疲れの見えた7回一死満塁を作り栗山選手が強い当たりの一塁ゴロ併殺。打撃としては文句のつけようのない打撃だったが、正面をついたアンラッキー。序盤に大量点こそ取れなかったが、好投石川投手相手に僅かな隙をついてチャンスを作ったことは評価に値する。またそのチャンスに強い当たりを打った栗山選手も素晴らしい。しかし、結果だけがついてこなかった。あれが少しでも一二塁間にずれていたら、2点取って一死一三塁。その後は山賊打線が牙をむいたはずだ。好投石川投手相手にもやるべきことはしっかりやっていた。

もちろん、8-9回で3点差でもあきらめる展開ではないし、もう少し打線には頑張って欲しかった。しかし、終盤で3点差を逆転するのは決して楽なことではない。今年のライオンズは毎回のようにチャンスを作るので、物足りないと感じるわけだが、それが普通の野球だ。勝ちパターンのリリーフがでてきたのに毎回のように滅多打ちにできるほうが異常である。7回のチャンスをアンラッキーな形で失った後に3点差を逆転しろというのは酷な話。

5/9対ホークス観戦記その②へ続く

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