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木村選手の台頭により山賊打線のレギュラー争いは異次元の世界へ(5/6対イーグルス観戦記その②)

昨日も木村選手がスタメンで1安打1四球できっちり結果を残した。打席数は少ないものの現在のところ出塁率.500、OPS1.119という驚異的な数字。貧打のチームだったら中軸でもおかしくない数字だが、現状はレギュラー当落線上の9番打者。今の成績がずっと継続できるかは微妙だが、出塁率で3割後半、OPSで0.7後半ぐらいの成績があれば9番のレギュラーは任せても良いだろう。そして、昨日の様子をだとそれぐらいならできるかもという期待はある。

開幕当初は中村選手、メヒア選手、金子選手と不調の選手がいたが、中村選手が怪我で栗山選手と交代、メヒア選手はレギュラー落ち(今は復調傾向)、金子選手も木村選手に代わりそうという状況だ。結果、1-7番はほぼ固定で、誰が中軸なのか分からない状態。長打もあれば盗塁もある。ブンブンフルスイングで長打狙いの怖さと、ツーストライク後の粘りと選球眼が同居するという恐ろしい状態。これだけでも十分な打線だが、9番に木村選手がこれだけの成績を残して足も使えるとなったらさらに打線のすごみが増す。

最後に残った椅子は8番。そこも炭谷選手、岡田選手、メヒア選手が超ハイレベルで争っている。今のライオンズは「他球団の中軸並の打撃がレギュラーの最低条件」という訳の分からない状態になりつつある。

この状態がシーズン通して続くとは思わないが、「ちょっと打撃不調ならすぐレギュラー落ち」という危機感をもって競争ができる環境は実に頼もしい。昨日の炭谷選手の6回の2塁打などはその典型である。試合としては大方決まった状態だったが、既に3回凡打している炭谷選手としては明日の出場機会のために必死で安打を欲しがっていた。こうした姿勢がさらに安全度を増す得点を生むのである。

是非このハイレベルのレギュラー争いをチームの力として継続して欲しい。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

5/6対イーグルス観戦記その①

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