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後に効いてくる攻撃で難敵西投手を攻略(4/6バファローズ)

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おはようございます。ライオンズの連勝と堪能しているtthgです。

お品書き
・後に効いてくる攻撃で難敵西投手を攻略
・外崎選手好守と長打によるチャンスメイクにもう一人のレジェンドの影を観た
・宗選手の併殺崩しはルール違反ではない模様

・後に効いてくる攻撃で難敵西投手を攻略
西投手の7回と菊池投手の8回は実に対照的だった。二人とも100前後の球数(菊池投手96球、西投手104球)を投げて迎えた回だったが、西投手はノックアウト、菊池投手はすんなり投げ切った。ある程度この裏と表の攻撃で試合の流れがかなりライオンズに傾いた。

ここだけを観れば、二人のスタミナの違いという解釈もあるが、二人の100前後の球数は質的に違っていた。西投手の方がよりスタミナを消耗する104球だった。例えば、4回の浅村選手の本塁打西投手としてはスタンドインするはずない球だった。それを打たれたために次の山川選手に必要以上に厳しいコースを投げて四球になり球数を消費した。5回は秋山選手に散々粘られたあげくヒットを打たれそれが点になってしまった。肉体の疲労と共に精神的にしんどい状況があった中で迎えた7回だった。そこに外崎選手に8粘られて三塁打を打たれてはもう西投手に炭谷選手を抑える力は残っていなかった。

肉体的、精神的にしんどい攻撃で投手のスタミナを削り取り、それを点にできる下位打線で難敵西投手を攻略した。理想的な攻撃を展開した試合だった。

・外崎選手好守と長打によるチャンスメイクにもう一人のレジェンドの影を観た
もう一つのポイントは、7回表のマレーロ選手のライトフライをファインプレーでアウトにした外崎選手の守備だった。あれがぬけていれば試合展開も変わっていた。上記の三塁打とともに、外崎選手が試合を決めたといっても過言ではない。

同じ「秋山」という姓を持ち固い守備と長打でチームの中心選手である秋山翔吾選手がライオンズのレジェンド秋山幸二氏に近い印象があるが、外崎選手も負けず劣らずだと思う。俊足で守備範囲が広く、肩も強い。内野からのコンバートという点は翔吾選手より幸二氏のかおりを感じさせる。後は昨日の三塁打がスタンドインするようになれば翔吾選手を抜いて幸二氏の後継者になるだろう。背番号5と驚異的な粘りを披露する姿は辻監督の現役時代を思い起こさせるが、外野守備と長打では幸二氏に近い。辻+秋山幸二のハイブリットとか黄金時代ファンであるtthgにはたまらい。是非外崎選手にはその高みをめざしてがんばって欲しい。

・宗選手の併殺崩しはルール違反ではない模様
6回の宗選手が打者大城選手のサードゴロの際、二塁で併殺を邪魔になるスライディングがあった。暫定版ではコリジョン的なアウトでは?という見解をしめしたが、ルールを確認するとそうではないようだ。下記にルール改正時のNPBの発表資料によると、併殺崩しがアウトになる場合は、以下のとおりである。

j)併殺を試みる塁へのスライディング
 走者が併殺を成立させないために、〝正しいスライディング〟をせずに、野手に接触したり、接触しようとすれば、本条によりインターフェアとなる。
 本条における〝正しいスライディング〟とは、次のとおりである。走者が、
(1)ベースに到達する前からスライディングを始め(先に地面に触れる)、
(2)手や足でベースに到達しようとし、
(3)スライディング終了後は(本塁を除き)ベース上にとどまろうとし、
(4)野手に接触しようとして走路を変更することなく、ベースに達するように滑り込む。
 〝正しいスライディング〟をした走者は、そのスライディングで野手に接触したとしても、本条によりインターフェアとはならない。また、走者の正規の走路に野手が入ってきたために、走者が野手に接触したとしてもインターフェアにはならない。
 前記にかかわらず、走者がロールブロックをしたり、意図的に野手の膝や送球する腕、上半身より高く足を上げて野手に接触したり、接触しようとすれば、〝正しいスライディング〟とはならない。
 走者が本項に違反したと審判員が判断した場合、 走者と打者走者にアウトを宣告する。その走者がすでにアウトになっている場合については、守備側がプレイを試みようとしている走者にアウトが宣告される。

NPB公式ページ,2017年NPBからのお知らせ,2017年度 野球規則改正より引用,2024年2月11日最終閲覧

である。宗選手のスライティングは浅村選手の邪魔にはなっていたが、上記の「正しいスライディング」の範疇であり、また意図的に邪魔をするような姿勢ではなかったことから、結果的に併殺崩しになってもセーフである。この点はお詫びの上訂正したい。

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