ホークス相手に僅差で逃げ切った価値は高い(4/4対ホークス)
おはようございます。なんだかんだ言ってライオンズが勝った翌朝は気分が良いtthgです。
お品書き
・ホークス相手に僅差で逃げ切った価値は高い
・相手が嫌がる攻撃を仕掛けた1.2回
・盗塁を警戒される走者だからと言って盗塁を待つ必要はない
・忖度判定とリクエスト判断
・ホークス相手に僅差で逃げ切った価値は高い
一回や、八回にもっと点を取っていたらもっと楽に勝てたという思いは正直ある。しかし、僅差でも勝てたという事実は大きい。今はもたついているが、ホークス投手陣の実力を考えたら、大量点を取れる試合だけ勝っても五分以上の星は望めない。どうしたって僅差で勝てる展開が必要である。中盤以降危なっかしい場面はあったが結果として投手陣が踏ん張って勝った価値は大きい。僅差で勝ったという経験を積み重ねることにより、今後訪れるであろうホークス戦での苦しい場面で「あの時は抑えたじゃないか」と思えるようになる。それが、苦しい場面を乗り切る力になるからだ。
・相手が嫌がる攻撃を仕掛けた1.2回
1回に浅村選手と森選手が、バンデンハーク投手の無警戒の隙をついて盗塁をした。この盗塁は先日も書いたように、失敗するリスクが小さいから作戦としての期待値が高い。今後もこうした作戦はどんどん実行すべきだ。そして、浅村選手や森選手まで隙あらば走ってくると警戒してもらえれば、一本のヒット、一つの四球の価値がさらに高まる。
1.2回はバンデンハーク投手の制球の乱れもあり、計40球以上球数を投げさせた。結果一点しか入らなかったが、序盤に球数を投げさせたことは意味がある。同じように球数を投げさせるとしても、序盤に投げさせるのと、中盤では意味が違う。序盤あれば相手投手は球数を少なくしないとという余計なことを考えてくれる可能性がある。中盤に多少投げてもあと一回ないし、二回を乗り切れば良いからさしたるストレスにはならない。1.2回の攻撃は例え点が入らなくてもできるだけ多く投げさせることが長い目で見て勝率をあげるポイントである。今後もこれを続けて欲しい。
・盗塁を警戒される走者だからと言って盗塁を待つ必要はない
2回裏に二死一塁、走者金子選手の場面で、打者秋山選手は金子選手の盗塁を待っているようだった。(球自体は外角高めの際どい球で球速も出ていたので、もしかしたら、打つべき球が来ていないという判断だったかもしれないが。)この場面での秋山選手の判断の是非は置いておくとしても、一般論としては、足の速いランナーだから盗塁を待つという発想はいらいないと思う。むしろ足の速いランナーだからストレートの可能性が高いから、ストレート待ちでフルスイングすると考えるべきだ。待っていない変化球がきたら打ってはいけないが、ストレート待ちでストレートがきて凡打したら仕方がないと割り切って打ったほうが、トータルの期待値はプラスだと思う。
・忖度判定とリクエスト判断
6回表の上林選手のファーストゴロへのリクエストの場面だが、あまりにもひどい忖度判定だった。パーフェクトが審判の判断に影響したように思うが、正直あれだけハッキリセーフをアウトにした塁審は責任が重い。リクエストであまりにもひどい誤審がひっくり返った場合は審判にペナルティを考えるべきだ。そして、この場面ですかさずリクエストした工藤監督はさすがだった。あれだけひどい誤審なので当然と言えば当然だが、好調カスティーヨ投手のリズムを乱すために、もっと際どい判定でも積極的にリクエストすべき場面だった。効果的なリクエストのためには、今、一つ塁に出ることにどれだけの価値があるかという点は常に考えておく必要がある。
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