平良投手の先発転向は短期的には最善策、長期的には手遅れ?

今晩は、平良投手のエース化を願うtthgです。

昨日の記事で書いたが、平良投手の先発希望について。結局球団は先発挑戦を受け入れたようだが、この選択は今年単年で見ると案外悪くはないと思っている。平良投手の能力は高い。それは間違いないのだが、セットアッパー・抑えという立場で考えるとここ2年で7敗という負け数は微妙である。例えばホークスのモイネロ投手は2018年以降で6敗しかしていない。時に淡白になって負けが付く数が最上位のセットアッパー・抑えとは見劣りする部分がある。



一方で、平良投手が「長い回投げられれば」という条件が満たされるようであれば、同じようにセットアッパーから先発に転向した山本由伸投手のような絶対的なエースになるポテンシャルはある。仮にそれが成功するようであれば、「絶対的なエース不在」というライオンズの課題の解決にもなり得る。本人が望んでいない以上、今年よりも淡白に負けるケースが増える恐れがあり、先発転向でエースになってくれることを願うのが現状最善策である。

ただ、長期的には「既に手遅れ」という感がある。契約更改で揉めるというのは昨今の事情を踏まえると相当異例である。平井投手のように現場で「直訴」や契約更改で要望を伝えるぐらいとかは交渉の一環という捉え方もできるが、それを理由にサイン拒否まで行ってしまうと「球団にどう思われようと構わない」という意思が見える。そこまで行ってしまうと、平良投手の中で球団への愛着というようなものはかなり低下しており、メジャー思考を隠さない平良投手の心は既に完全に海の向こうであることが濃厚である。この状況で海外FA時に残留する道は想定しにくい。(ポスティングに寛容なラインズでメジャーに行きたいなら、球団と揉めるより球団と仲良くしておポスティングを容認を狙う方が得だとは思うが。)

今回の先発転向で、球団と平良投手の関係が根本的な解決を見たという気はしない。ここまでこじれるなら、もう少し、早い段階で解決するすべはなかったのかという思う。平良投手の先発挑戦は2020年の2月だったが、1試合で落第でその後挑戦が許されなかった。一方で、ブルペンで同じように先発希望のあった平井投手は2020年から断続的に先発のチャンスがあり、2021年は一軍ローテで数か月投げた。平井投手が2020年から成績が微妙だったから平良投手とは対場が違うが、平良投手的には面白くない起用だったはずである。

そう考えると、先発挑戦が明らかにアリバイ作りだった点はもう少しチャンスをあげても良かったのかなと思う所である。2021年は最下位だったので、この年がチャンスだった気はする。ここで先発挑戦してエースになってくれていたら、もう少しましなストーリーがあったように思う。ただ、それは結果論であり、正直あまり打つ手はなかった。

球団に打つ手があったとしたら、「なぜ中継ぎの先発希望がでるのか」という点だろう。それについてはまた明日書くこととしたい。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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