今一度門田氏の真ん中だけ打てれば3割理論を検証する。

こんにちは。tthgです。

球辞苑の録画を見ていたら、昨日の記事でほしかった総投球数の真ん中へ投球割合が2020年で5.5%であることが紹介されていた。これを元にストライクの中での真中割合を計算すると11%ぐらいになる。これを昨日の記事で出した計算式に当てはめると大体打率0.220ぐらいになる。これだと正直厳しい。門田氏の理論は真ん中を極限まで打てないと厳しそうである。



またsinndarさんより、「そもそも真ん中だけを打つには球種の読みが必要」「真ん中から落ちる球はどうするのか」「真ん中を仕留めきれずファウルになる率は?(ファウルになると貴重な安打機会がなくなるので打率は下がる)」というご指摘もいただいた。

例えば、落ちる球がある投手はそれを読んで、ベルトより上に来た球だけ振るなどの読みもないと結果的に真ん中に来た球だけスイングするという芸当は確かに難しい。そう考えると,下記にせっきーさんやsinndarが言うように門田氏の「真ん中だけ打てれば」というのはそういった読みも込みでの話で二軍レベルの選手がまねしてすぐ結果が出るというものではないのかもしれない。むしろ、門田氏は自身の読みや技術で真ん中だけを選んで振り切れる技術があるのでなりたつという可能性もあろう。

ただ、今回いろいろ調べてみた結果、年間通してレギュラーで出て全部見送り続けたら100球のレベルで結果的には真ん中に来るという事実はもう少し重く取られるべきだと思う。例えば3-0のカウントや初球のど真ん中を平気で見逃しとかはもったいない。3-2とかもくさいとこをカットできる技術がないなら真ん中付近に来る失投だけを狙うとかもありだろう。(3-2だとくさいとこをボールと言ってくれれば見逃しても丸儲けなので、変に打ちに行って凡打するより出塁率が高まる可能性がある。)

例えば2020の木村選手は真ん中打率6割と高いのに、真ん中で結果球になった打席は18打席。木村選手は301打席立っているので、1打席平均で4球来るとすると1204球来る。そのうち5.5%が真ん中とすると約66球真ん中に来ている。そのうち結果球の18球以外はファウルか0-1ストライクにおける見送りである。これは正直もったいない。特に木村選手はツボにはまると飛ぶ選手なので真ん中をいかにフルスイングできるかは相対的に重要になる。

真ん中だけ狙うが現実的でないとしても、真ん中のうち3割弱しか結果球になっていない状況を少しでも改善すべく、3-0でも真ん中狙いでフルスイングしたり、他のコースに目付していても真ん中はヒットできる技術を身に着けるなどをしていくことは大事だろう。あるいは、データ的に失投が多い投手や状況を調べて狙い撃つなどもあり得る。いずれにせよ、真ん中に来た時にしっかり振るという点を意識するという意味では門田氏の理論は傾聴には値するとtthgは考えている。

後、これはおまけだが、先述の球辞苑のデータではリーグにおける真ん中の割合は06から相対的に増加傾向にあり、06年以降00年代は07年の5.0%を除いて4%台だが、2011年以降は5%台で2017年には5.9%となっている。少なくともこのデータは近年真ん中が増えているのではないかというtthgの体感とは符合する。(05年以前との比較しないと正確なデータとは言えないが。)

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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