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2018年8月19日 / 最終更新日時 : 2018年8月19日 tthg 観戦記

唯一の勝ち得る展開に持ち込み劇的勝利。試合を決定付けたのは8回表裏の守備(2018年8月18日対ファイターズ観戦記)

おはようございます。年に数試合しかいけない現地で劇的勝利の余韻に浸るtthgです。

昨日は本当に興奮した。試合自体も凄かったが、いつもTwitterでお互いのブログの意見交換をしているsinndarさんが現地入りしており、試合前後に熱いトークを繰り広げたこともその興奮を倍増させた。sinndarさん長い時間お付き合い頂き本当にありがとうございました。試合前sinndarさんと今日の試合について以下の話をした。「上沢投手は難敵だが優勝争いの重圧を考えれば点を取れる可能性はある。」「しかし、うちの十亀投手も病み上がりで二軍の結果も芳しくないからある程度失点を覚悟する必要があり勝つなら5点勝負」「点を取るという観点からは最近ホームランばかり目立つ打線が気がかり。チーム全体がホームラン狙いで雑になってつなぎの野球ができていない可能性ががある。」

この想定はほぼあっていた。最初の二つは中盤までに実現し5点勝負が見えてきた。序盤の上沢投手は球が高く制球も甘かった。そこをライオンズ打線がしっかりとらえ先制した。対して十亀投手もフラフラしており、序盤のリードをすぐに吐き出してしまった。大きな分岐点だったのが、ホームランの副作用としてのつなぎの欠如問題。昨日もその兆候はあった。4回の中村選手と7回の浅村選手の併殺はその例だ。また、3回に中村選手のホームランの後岡田選手が簡単にフライを打ち上げたシーンも兆候の一つだったと言っても良いだろう。(少なからずホームランで動揺している上沢投手なら待っていれば四球もあり得るシーンで自分も続いてやろうと気負ってフェアゾーンに強い当たりを打ちに行った結果だと感じるので。)

最大の兆候は6回一死一、二塁の場面で岡田選手に代打メヒア選手。岡田選手は今シーズン打撃好調でこの時点でも2割9分の打率があった。捕手としての読みで良いところでも打っている。昨日は強い当たりの内野安打を打っており、岡田選手に十分期待できる場面だった。打率の低いメヒア選手に比べてつなぎという意味では岡田選手のほうが勝っているにも関わらず、ベンチはメヒア選手を選択してしまう。捕手は森選手がDHでているのでベンチには炭谷選手一人しかおらず、まだ6回。次の打席や延長を考えた時一抹の不安があるのに代打を強行してしまった。最近のホームラン量産でベンチすらホームランの魅力に負けつつある証拠だ。結果は案の上ホームランはででず。

正直つなぎができない病で終わったかに思えたが、8回に本物のつなぎを実現して逆転。特にホームランとヒットで気分がノリノリだったはずの中村選手がこの場面ではきっちり四球。代打栗山選手も大きいのを狙わずレフト方向に強い当たりを打って1点をとり、最後は金子選手が仕留めてくれた。この8回の攻撃が今後できるなら優勝に向けて大きな武器である。

ところで、この8回の攻撃は守備の面からも大きな分岐点があった。まずは、8回表一死満塁からの近藤選手の併殺時。栗山監督から一塁と二塁双方に対して一度に二つのリクエストがあった。その映像を観ると源田選手の二塁への足によるベースタッチはコンマ何秒の世界で成立していた。そして一塁もリクエストするほどギリギリだったことを考えれば、二塁ベースを踏まないまま送球するリスクを負ってギリギリのタイミングで送球を捕球しなけば成立しない併殺だった。源田選手の隠れたビッグプレーである。ここで点が入っていればトンキン投手が気分よく投げた可能性もあり逆転はなかったかもしれない。

もう一つ、8回裏の攻撃時栗山選手の打球処理も大きなポイントだった。打球はライナーで一度レアード選手のグラブに入ったが落球して一塁ギリギリアウトだった。打球がライナーだったので三塁ランナー森選手はレアード選手が落球した時三塁ベースに戻りかけており、タイミング的にはホームに投げればアウトのタイミングだった。特に満塁でフォースプレーだったのでその可能性は高かった。レアード選手が取った体制が三塁ベースに対して背を向ける姿勢だったので本人が判断するのは難しかったが、中島選手あたりが「ホーム」と強く指示をしていればホーム送球もあり得た。ここでホームアウトだったら、金子選手の打席で外野前進を選択しないことも想定できるので、金子選手のヒットもツーベースで終わり同点どまりだったかもしれない。その意味で栗山選手の打席も大きなポイントだった。

昨日の劇的勝利でファイターズとはゲーム差5.5に戻った。今日負けても4.5で火曜以降を戦える。今日はライオンズは精神的に楽に、ファイターズは追い詰められた状態でのマッチアップになる。得てしてこういう試合はライオンズが一方的に勝つ試合になるものだ。夏場のウルフ投手は体力的に不安もなるので逆の展開もあるが、是非前者の展開を期待したい。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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