主砲二人が脇役に徹して産み出した森選手の決勝打(4/18対ファイターズ観戦記①)
昨日は、なんと言っても8回裏からの大逆転である。プロ野球史上に残る大逆転と言っても過言ではない。怒涛の大逆転を演じた攻撃だったが、特に9回の攻撃について語りたい。(8回はなかば諦めの境地で途中まで早送りしながら観たという事情もあるが)本質的に8回より9回の攻撃に価値があると思うからだ。
長いファンの方であれば同意してもらえると思うが、大差を追い上げて良い所まで言っても一気に逆転できないと負ける展開が多い。理由を少し推測すると、大差の時はダメで元々と打者が開き直って打てるが、点差が詰まってくると欲が出て打てなくなるという事だと思う。昨日の試合も稀代のヒットメーカー秋山選手ですら後一本を打てなかった。正直tthgは8回の秋山選手が凡打して攻撃が終わった所で再度諦めていた。
しかし9回その予想は木っ端微塵に打ち砕かれた。その結果を産んだのは浅村選手と、山川選手のつなぎである。浅村選手はバントを試みるなど絶対に源田選手を先の塁に進めると強い気持ちを持っていた。だから右方向に打てた。結果それがヒットなりチャンスを拡大した。(地味だがあの強い当たりで3塁進塁に成功した源田選手の走塁も大きかった。)山川選手は自分で決めてやるという思いは微塵もなく際どいボールを見極め四球。
これで無死満塁の状況を作ったことにより、ファイターズ外野陣は前進守備。深めの外野フライなら、ほぼサヨナラ。この状況を作ったところで勝負アリだった。森選手は深めの外野フライで良い。石川投手は深めの外野フライでもダメ。心理面で圧倒的有利にたったら森選手の打力であれば結果は自ずと良い方に転がる。もちろんそこでキッチリ仕事をした森選手も素晴らしいが、主砲二人が後ろを信頼してつないだことが大きかった。チームの主力が黒子に徹することができる打線は強い。昨日の打線は打線だけ見れば頂点を目指す資格のある打線だった。
観戦記②へ続く。
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