【大谷選手契約問題】メジャーでも「戦力均衡」が大いに議論されている事実はNPBでも注目すべきことである。

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今晩は。戦力均衡を考えるtthgです。

メジャーで大谷選手の契約内容が物議を醸している。下記報道によれば、年俸を後払いすることで現在のラグジュアリータックスの計算基礎となる金額が圧縮されるというのである。

この問題の詳細をすべて理解しているわけではないので断言はしないが、大谷選手が無利子の後払いに応じているのだとすると相応のインフレリスクを負っているわけなので、単純に脱法的な契約というのは違うように思う。しかしながら、メジャーにおいても「ラグジュアリータックスの適用ラインが上下すること」に強い関心が寄せられ喧々諤々議論されているという事実はNPBファンとして見過ごせない事実である。


議論の内容は下記のブログが良くまとめられているが、一番の注目が「戦力均衡」が崩れるという点である。大谷選手程の選手をラグジュアリータックスの制約なしに獲得できればドジャースは更なる補強に動けるので戦力的に優位になる。これが議論の的になっているのである。

tthg的には、メジャーでラグジュアリータックスでここまで大きな議論になるのかと少々驚いているが、メジャー界隈も「戦力均衡」について一定の関心があるという事実は勝敗を競うプロスポーツがエンタメとして価値を維持するためには「戦力均衡」が「いかに重要なものであるか」を物語っている。もちろん、メジャーでやってるからなんでも取り入れれば良いという話ではないので、NPBにそのまま適用するかは別の議論が必要になる。だが、日本のFA制度の源流となったアメリカで「戦力均衡」が大いに議論されている事実は無視すべきではない。

下記のとおり、NPB選手会は「(1)FA権取得は国内、海外一律6年(2)人的や金銭の補償は完全撤廃」を求めており、「ゼロベースで」制度を作り直す必要があるとすら主張している。だが、tthgが不勉強なだけかもしれないが選手会から「戦力均衡」に関してどう考えるのかは聞こえてこない。選手の移籍が比較的自由なアメリカですら、ラグジュアリータックスを課しその運用の是非が大きく議論されている。その事実を踏まえた時、選手の自由を拡大するならそれによって生じる「戦力不均衡」を是正する策も同時に議論されるべきである。また、それが議論にならないようでは選手会の主張も簡単には通らないだろう。

いずれにせよ、日本においてFA制度改革について議論するなら、選手の移籍が日本より活発なメジャーでは「戦力均衡」についても強い関心が寄せられているという事実を念頭に置くべきである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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