中村剛也選手への5,000万円減という低すぎる評価は長期的にライオンズにマイナス
今晩は。中村選手への球団の評価に唖然としたtthgです。
下記の通り中村剛也選手が契約更改を行い、推定5,000万円減で1億5,000万でサインしたとのこと。
記事にもあるように本人はいつもの調子で「80何試合しか出ていないので、下がるでしょう」とコメントしているが、tthg的には下がり過ぎである。そして、本件については本人が納得していようとも長期的なチーム運営上好ましい査定ではないと思う。本記事ではtthgがそう考える理由について語りたい。
まず、大前提として、今年の中村選手の成績は通常のシーズンでは高い評価に値しないものである。しかし、今シーズンは下記の記事で書いたように規定打席以上でOPS.800以上が5人しかいない超打低のシーズンだった。更に、ライオンズは規定以上立ってOPS.800はおらず、300打席以上立ってOPS.800以上は中村選手しかいない。つまり、リーグ全体でも長距離砲は貴重だった上、ライオンズ内に限るとそのプレゼンスは更に大きいものだった。
更に、本塁打に関してはリーグ7位でチーム1位という事情もある。得点圏打率が低かったので打点40はOPSに対して少なめだがそれでもリーグ24位でチームでは3位。チームとしては出場試合数が少ないという意味で貢献度が低いという判断なのだろうが、これだけリーグ全体及びチームが打低のシーズンで中村選手のOPS..812本塁打17本の価値は低すぎると言わざる得ない。
今年の試合で中村選手が勝利ないし引き分けに大きく貢献した試合は以下の19試合で結果は18勝1分け。仮に中村選手不在だったら最下位がほぼ間違いないし、春先曲がりなりにも上位をうかがえるような順位に居ることもあり得なかった。仮に春先から最下位爆走だったら夏場の観客動員はもっと酷いことになっていたはずであり、5,000万ぐらいの売り上げは軽く吹き飛んでいたに違いない。
(なお、本表はスポナビの試合速報及びデータで楽しむプロ野球の中村選手の全打席成績を元にtthgが作成しました。)
あまりに出場試合に偏った査定は流出超過の一因になり得る。特に中村選手は超絶流出超過の時代に残ってくれた上に今なお主力の選手である。彼のような存在にこんな辛口の査定をしたら若手が「残ってもこんな評価しかしてくれないのか」という目で見てしまう。それは折角流出を多少抑えられるようになった現状をもう一度超絶流出時代に戻す危険がある。球団にはもう少し長期的かつトータルでの価値判断をお願いしたい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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— tthg1994 (@tthg1994) December 2, 2023
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