松坂臨時コーチに4日間で何を求めるべきか。

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今晩は。仕事で日本青年館ホテルのフロントから人工芝張り替え中の神宮を眺めてきたtthgです。

キャンプも近づいて来たがライオンズ的には松坂臨時コーチの話題がニュースで色々と取り沙汰されている。tthg的にも4日間で何を期待するのかというのは正直気になる所である。まず一般論として、本来のチームのコーチや監督の育成方針を綿密に共有すべきである。投手で言えば、本来のチームのコーチや監督が制球重視で育てたい投手に、臨時コーチがストレートを磨く術を伝えてもらってはその後の育成は混乱する。



また、短い間で技術的な面を教えても、教えられる選手側が全てを理解するのは簡単ではなく、その後のフォローが必要に場合もある。その場合に教えた本人がフォローできないので、教えられた選手が迷走する危険がある。

下記の記事で東尾さんが松坂氏にエースのメンタリティを教えて欲しいとリクエストしているが、こうした取り組みであれば、事前に本来のコーチや監督がエースとして育てたい候補を指名しておけばチーム方針との齟齬は生じない。また、細かい技術指導の場合、指導者による色が出やすいが、エースとしての心構えであれば大まかな方向性や考え方の話なので指導者毎に考え方が大きく変わるという事にはなりにくい。その意味ではその後のフォローも比較的容易である。

ただ、そういったエースとしての考え方とかであれば、現役最後の2年でやってこなかったの?という疑問は残る。新人や2年目の選手は一応初めて聞くという事にはなるが、その対象は限られる。そう考えると松坂氏の現役生活を送った組には、メンタリティ的な話はある程度伝わっているという前提で考えると、今回の臨時コーチに期待するのは指導の中身というより、松坂氏とのパイプを維持する事になりそうである。

球団としても4日間という超短期間の依頼になっているのは具体の中身に期待というよりパイプ作りに主眼を置いているように見える。松坂氏が監督コーチとしてどれだけできるかは不明だが、これだけ話題になる人材というだけで価値はあるのでパイプ作りだけでも大事である。理想的には松井監督時代に外で指導者としての研鑽を積み、定期的に臨時コーチとして関わってもらってゆくゆくは本来のコーチ監督で活躍してもらいたいところではある。ただアメリカで家庭があったり他球団在籍歴とかもあるのでそんな簡単な話ではないだろうが。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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