今晩は。歴史好きなtthgです。
今となっては夢語りだが、35年前はMLBの最高年俸よりNPBの最高年俸の方が高かったのである。下記のサイトの87年のところを見て欲しいが、NPBの最高年俸はホーナー氏の3億。対してMLBはシュミット氏の2.1億である。日本人だけで見ても落合氏が1.3億なのて大差はない。
プロ野球等のスポーツ全般の年俸や成績を書いています。イチロー、大谷翔平、ダルビッシュ有、坂本勇人など 歴代 年度別 MLB メジャーリーグ 最高年俸 - |
プロ野球等のスポーツ全般の年俸や成績を書いています。イチロー、大谷翔平、ダルビッシュ有、坂本勇人など 歴代 年度別 プロ野球 日本人 最高年俸 - |
90年代に入るとMLBか差をつけ始めるが、90年ぐらいまでは互角の水準である。それが今や10倍とかのサラリー水準なのでライオンズはMLB級の外人を補強する事は難しい。
その差の源泉は放映権料。下記の記事ではNPB1800億に対してMLBは1.5兆。95年NPBが900億でMLBが1500億だったとの事である。この差が、致命的に大きい。
日米プロ野球の“お金の事情”や、プロ野球選手の“セカンドキャリア”について、東大卒の元プロ野球選手で、スポーツ経営学の権威となった小林至さんに直撃! ダイヤモンド・ザイでは、毎号異なるゲストに「お金との向き合い方」について聞くインタビュー記事「おカネの本音!」を掲載中。ダイヤモンド・ザイ2023年1月号のゲストは、東大卒の元プロ野球選手であり、現在はスポーツ経営学者の小林至さん。小林さんはプロ野球選手として活動後、米国のコロンビア大学で経営学修士号(MBA)を取得。2005年から2014年までは、福岡ソフトバンク... 日米のプロ野球のおカネ事情をスポーツ経営学の権威・小林至さんが解説! メジャー... - ダイヤモンドZAi最新記事 |
この差を埋めるには簡単ではない。tthg的に最も大きい課題は海外への放映権を売るという点である。アメリカは日本の3倍人口がある国で国内での視聴者数では母数が違いすぎる上、国の経済力もこの30年でアメリカにはGDPで5倍の差つけられている。最終的な消費者の所得に大差がある状態ではTV局やネット配信者どんなに頑張ってもアメリカ並みの高値で放映権を売るのは難しい。ならば、他の国の消費者に課金してもらうしか、放映権を釣り上げる方法はない。
だが、他国にスポーツのコンテンツを売る場合には、その分野で他国の最強選手が集まるリーグとなる必要がある。例えばバスケでNO1リーグはNBAでありここに世界最高の才能が集まる。NBAは楽天が日本で放映権を持っていて視聴可能だが、2番手のヨーロッパのリーグは日本で有料チャンネルの展開はなく、YouTubeなどで見られる国とそうでない国がある。
アメリカ、日本、ヨーロッパのプロバスケリーグを徹底比較!初心者~中級者、その保護者さま向けにバスケの試合を見るのにオススメのリーグを紹介します。今回は取っかかりの意味からもBリーグをオススメします!観戦して楽しめたら実際に見に行きましょう☆ (バスケ配信のVOD)NBA・Bリーグ・ヨーロッパの試合を見る方法とおすすめのリーグ - 考動バスケブログ |
反対にサッカーはヨーロッパの主要リーグをスカパー、DAZN、WOWOなどが削っているが、アメリカ方面のリーグは南米も含めて主要コンテンツで放映していない。
海外サッカーが好きで試合を見たいという人に、おすすめのサービスはたくさんあります。テレビではなく、スマホなどで見られるサービスもあり、自宅以外で視聴可能です。このページでは、有料や無料で海外サッカーを見る方法を詳しく解説します。 海外/欧州サッカーリーグが見られるサブスクを徹底比較!お得に視聴する方法も | ... - ビギナーズ |
サッカーの場合ヨーロッパチャンピオンズリーグというヨーロッパ各国のリーグ上位チームが一年かけてリーグ戦とトーナメントをやっていて、このリーグに世界最高の選手が集まるため、チャンピオンズリーグ上位のチームの所属する国のリーグ戦のコンテンツか他国に売れるという構図になっている。
世界最高峰のサッカーのイベント「UEFA チャンピオンズリーグ」の決勝が行われる。決勝戦を前に、大会の収益構造など巨額のサッカーマネーを、大会主催者UEFAの資料などを引用し、解説する。 収益額3800億円! 世界最高峰のサッカーイベント「UEFA チャンピオンズリーグ」が... - ITmedia ビジネスオンライン |
構図としては、その分野の選手が「いつかはそこへ行きたい」と思えるリーグには他国の関心も集まるが、そうでない国のリーグを見たいと思うのは余程マニアである。野球でも日本でMLB好きはいてもKBO好きというのは余程の物好きである。そう考えるとMLBのように他国に放映権を売るというのは簡単な話ではない。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
本記事を評価頂けるようでしたら下記のバナーのクリックをお願いします。本ブログのブログ村におけるランキングが上がりtthgのモチベーションになります。
本ブログは管理上の理由からコメント欄を停止しています。コメントがある場合は、お手数ですが下記のツイートのリプでお願いします。
ブログの記事を更新した時は必ずTwitterでも更新通知のツイートをしますので定期的に本ブログを読みに来ている方はTwitterで@tthg1994をフォローして頂くと記事の更新状況がタイムラインに流せるので便利です。