現役ドラフト雑感

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今日は。土曜休みを満喫するtthgです。

今日は昨日行われた現役ドラフトについて。tthg的には思ったより趣旨に沿った選手が移籍しているように感じた。オコエ選手、陽川選手、大竹投手、細川選手あたりは他球団でチャンスが与えられたら面白そうである。tthg的にはもっと明らかに戦力外の選手を一年だけ最低年俸で更改して出してくると思っていた。その意味では全く意味のない制度ではなかったように思う。


ただ、来年以降同レベルの選手がでてくるかというと疑問が残る。例えば細川選手はドラゴンズに指名されたが、ベイスターズが指名したのがドラゴンズの笠原投手だったのでトレードしてしまえば済む話である。陽川選手と大竹投手については、それぞれ別の球団に指名されたが、ホークスもサード、ファーストが固定できていないので、陽川選手を出せばホークスから大竹投手を獲得できた可能性がある。オコエ選手を出した楽天は、獲得したのがオコエ選手とポジションが被る正随選手ということもあってか、下記のとおり石井監督が制度に疑問を呈しており、来年以降同等の選手を出してこない可能性がある。

今回は、初回という事もあって、本制度で掘り出し物を取りたいという思考があって、そこそこの価値のある選手を出して来た球団も、この結果を見ると「現役ドラフトでギャンブルするより、その選手でトレードしたほうが良い」という発想に転換するように思う。そうなった場合は、現役ドラフト自体の意味はあまりなくなる。

だが、それがトレード市場の活性化につながるならそれは一定の成果があったと言えるだろう。現役ドラフトのおかげでトレードの価値が見直され、新たな職場で開花する選手が増えるなら、現役ドラフトの趣旨自体は達成される。ただし、それは、今回指名した選手が他球団で活躍した場合である。移籍した選手が全く活躍できなければ、今回出した選手レベルの選手戦力になる選手を獲得するのはどうせ無理だったという結論になるので、トレード市場も活性化しない。その意味では今年の指名選手の活躍度合いはポイントである。

最後にライオンズの指名と放出についてだが、ます、若手投手を出すリスクを取って打力が売りで即戦力となり得る野手獲得というのは、「攻撃力不足を解決する」という意思が見えるという点では評価できる。陽川選手の指名は他の移籍選手の顔ぶれを見るか限り悪くない。強いて言えば大竹投手が欲しいが、おそらく陽川選手を出したタイガースより指名順位は下位だったものと推測されるので妥当な判断である。

放出となった松岡投手については、二軍のローテ組に四苦八苦した今季を考えると投手を削るのはリスクである。ただし、来年はTJ手術組が復帰するはずなので、ヘレラ投手のような外国人育成を複数補充すればある程度は対応可能である。トータルで見た時に投手不足リスクと陽川選手獲得のメリットの比較は陽川選手の活躍次第というところか。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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