今晩は。連休明けに職場にもどったら色々不穏な空気が流れているtthgです。
とりあえず、CSファイナルはバファローズが先勝したようで、これでかなりバファローズ有利になったと言えるだろう。ところで、今日はライオンズのレギュラー陣の「走力」の問題について書いてみたいと思う。ライオンズは今年、盗塁60でリーグ最下位となっている。盗塁については、成功率の問題や打線の力との兼ね合いがあるので一概に多いから良いとは言えない。ただ、2019年の134というチーム盗塁数から半減しているという事実は注目に値する。しかも成功率でも2019年の.736が2022年に.638とこちらも1割近く落ちている。盗塁を安全にできるところだけ走った結果数が少なく成功率がアップしたなら良いが、逆であることを考えると、ベースとなるチームの走力が落ちている懸念がある。
2019年当時盗塁数を稼いでいたのが金子選手、源田選手、外崎選手になるが、彼らの2018年からの盗塁数とその成功率は下記のようになる。
金子選手
2019(満29歳シーズン):盗塁41 成功率.804
2020(満30歳シーズン):盗塁14 成功率.636
2021(満31歳シーズン):盗塁9 成功率.500
2022(満32歳シーズン):盗塁3 成功率.500
外崎選手
2019(満27歳シーズン):盗塁22 成功率.786
2020(満28歳シーズン):盗塁21 成功率.750
2021(満29歳シーズン):盗塁9 成功率.643
2022(満30歳シーズン):盗塁10 成功率.625
源田選手
2019(満26歳シーズン):盗塁30 成功率.769
2020(満27歳シーズン):盗塁18 成功率.692
2021(満28歳シーズン):盗塁24 成功率.727
2022(満29歳シーズン):盗塁12 成功率.750
これを見ると源田選手以外は明らかな低下傾向にあり、源田選手も2018年の盗塁数34の成功率.810という成績を起点にすると低下傾向と見ることもできる。全員2021-2022年にかけて怪我があり、一時的な低下傾向という可能性もあるが、年齢的に30の壁を超えるところという事を考えると、彼ら3人が盗塁数と成功率両面において劇的に改善するということは考えにくい。特に昨年怪我で今年怪我明けでも数字が回復しなかった外崎選手と、3年連続で成功率が.650以下の金子選手は「盗塁できる」走力は期待しない方が良いと思われる。
また、彼らは圧倒的な打撃があるタイプでない(外崎選手が2019レベルの打撃なら話は変わってくるが、3年やってダメなので打力の回復はない前提)ので、身体能力の衰えが守備を含めた選手としての価値を大きく左右する。走力が衰えるということは守備への影響も懸念される。下記のとおり、外崎選手と源田選手の今季のUZRを見るとまだ守備力への影響は限定的なようだが、金子選手の様子を見ていると外崎選手と源田選手の数年後というのは心配になる。
守備の名手に贈られる「ゴールデン・グラブ賞」の行方は、大きな興味とともにファンの視線が注がれている。記者投票によって決まる顔ぶれは、ことデータだけで見ると結果が異なるケースも。ペナントレースは残り1か月足らず。現時点での“有力候補”を見てみたい。パ・リーグでは、圧倒的な数値を叩き出す選手も少なくない。 源田をデータで凌駕…1人で16点防ぐ衝撃の二塁手 パGG賞の“有力候補”は? - Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― |
プロ野球 令和の最新データで読み解く「この選手がすごい! 」ランキング - Google Books |
やはり、守備走塁については30の壁は大きいと考えるのが妥当である。その意味でも外崎選手・源田選手の選手としての価値は身体能力の衰えをどこまで抑えられるかという点に大きく左右されると考えるべきである。これらの事を踏まえると、たとえFA流出がなくともセンターラインの後継候補の育成は急務である。
なお、盗塁数、成功率のデータ下記のデータで楽しむプロ野球さんのページを参照して記載しております。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
本記事を評価頂けるようでしたら下記のバナーのクリックをお願いします。本ブログのブログ村におけるランキングが上がりtthgのモチベーションになります。
本ブログは管理上の理由からコメント欄を停止しています。コメントがある場合は、お手数ですが下記のツイートのリプでお願いします。
ブログの記事を更新した時は必ずTwitterでも更新通知のツイートをしますので定期的に本ブログを読みに来ている方はTwitterで@tthg1994をフォローして頂くと記事の更新状況がタイムラインに流せるので便利です。