おはようございます。試合観戦のモチベーションが下がったtthgです。
結局一昨日の試合の観戦記を書かなかったわけだが、その理由は辻監督の退任報道が出たから。薄々分かってはいたもののこれは今シーズンの結果を諦めるという事だからだ。正確には球団からの発表ではないようだが、それが外に出るという事は結果的にそれは現場の諦めムードが決定的なものになる。退任する監督の言う事を聞いても得にはならず、各選手は自らの個人成績を上げて年俸を維持する事を優先するようになる。それは勝てるチームではなくなる事を意味する。
こうなってはtthgの中では試合の価値は大きく下がる。育成目的だとしても試合の勝ち負けには意味があると思うが、それがシーズンの勝ち負けに繋がらないのであればオープン戦と変わらない。また、オープン戦はシーズンの直前の選手の状態の確認という意味はあるが、消化試合ではそこは当てにならない。今絶好調でもオフを挟めばそこは大きく変わってしまう。そう考えると例えば、二軍選手が一軍で通用するかなど、根本的な実力の確認ぐらいしか試合の意味がなくなってくる。そういう意味で試合観戦の優先度が大きく下がったので昨日は観戦記を更新する気力がなくなってしまった。今後は観戦記よりも来季に向けた動向などの記事を増やしたい。
さて、今日の本題は辻監督の退任の件。これはある程度仕方ない。2年連続でBクラス（事実と違いましたので訂正します。）昨年は3位とはいえ首位と15.5ゲームも離され、Bクラスとは1ゲーム差。今年は最下位争いでは、いくら今年一年契約で、退任が既定路線だったとしても、同情はできない。この成績では責任を問われるべきだ。監督の交代は実際的な采配云々よりも先に、球団から現場への「このままではダメだ」という警告としての意味がある。現場監督をすげ替えれば、選手に「これで結果がでなければ、次は君たちの首も寒い」というメッセージになる。
そういう意味では妥当である。また、今季のオフも結果を出せなかった選手にはある程度の減俸は仕方ない。ただし、それはオフに補強もセットで行う事が条件である。今年ある程度戦力外を大目に出した上で金を出して補強する必要がある。FAや外人、トレードで買う側に回らなければならない。それができなければ、選手には「解雇はないな」という甘えが出る。また、レギュラーを争いもぬるくなる。
そもそも、連覇した時も投手は圧倒的に戦力不足だった。そこに打力まで落ちた。中村選手や栗山選手は年齢との戦いは更に厳しくなるし、山川選手や外崎選手がトップフォームに戻る保証はどこにもない。若手の覚醒も保証はない。それでも勝とうと思うなら補強なしにはあり得ない。監督を変えただけで勝てるというのは甘い。だが、球団及び親会社の経営難の今、補強はおそらく無理である。残念ながら監督交代が現状の解決策にはならない。
最後に昨日の試合について一言。松本投手完封は良かった。tthgが松本投手に求める投球はこれである。いかに打てなくとも完封すれば最低引き分けの可能性は残せる。エースは最低リードして中継ぎにリレーしないとダメである。エース候補にはHQSだったとしてもリードして中継ぎにリレーできなければ、「投手は良かった」で終わらせてはいけない。それで終わってしまってはエースとしては進歩が見られない。HQSでもリードして中継ぎにリレーできなければ（あるいは完投しても負ければ）「先に点を取られては仕事をしていない」と考えられる本物は育たない。だから今後も、松本投手には「エースの投球」を求めて行きたい。
念のために言うとこれは個々の試合の勝ち負けの要因を全て投手の責任と主張したいのではない。HQSでも負けたら、基本的には個々の試合の結果の責任は大概、打線にある。だが、それと「エースの役割を果たせたか」は別の基準で考えるべきという事である。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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