今こそエンドランの価値を見直すべき。

今晩は。仕事でバタバタして更新が滞ったtthgです。

今日は久々に戦術の話。先週の球辞苑でエンドランが取り上げられていて興味深かったのでエンドランについては語りたい。番組冒頭でエンドランが減っている事についてアメリカからアナリティクス系の話が輸入されて企図回数が減っている事が話題になっていた。確かに数字が悪い以上闇雲に企図してはいけないのは確かだ。しかし、この放送を見てtthg的にはエンドランは目的を持ってやればもっと活用すべき作戦であると感じた。番組ではアメリカ野球出身のバレンタイン監督が「エンドランする時は一、三塁が欲しいのだから普通に打て」と指示していたという話が出ていたが、おそらくこれがアメリカにおけるエンドランの常識であり、そういう常識の下、エンドランを敢行すれば確率の悪い作戦だ。なぜなら来た球の種類に関わらず振り回せば普段の打率よりヒットの確率が下がるのは自明だからだ。そんなアメリカの野球を的に分析をされた数字だけでエンドランを切り捨てるのはもったいない。



番組では日本人の選手、コーチが様々な角度からエンドランでヒットを打つ技術が語られていた。2塁ベースカバーに入るのがセカンドなのかショートなのかを推理する技術。ベースカバーで空いた方向にゴロを転がす技術。相手投手のコントロールがどの程度なのかを読む技術。走者の走塁技術の程度への考察。色々な角度からエンドランの精度が高められる事が分かった。

これらの話を総合すると、特定の状況では確実に普段から使いやすい作戦である。特に今はカットやツーシームなどのゴロを打たす球が多くより使いやすい状況でもある。そのためには選手がちゃんと技術を習得しなくてはならない。根幹的な技術的としては狙った方向に打てないといけない。そして、相手の二遊間のベースカバーがどちらなのかも読み切る技術も必要だ。その上で相手投手の技術や配球をベンチが把握してサインを出してやる必要もある。

それから打線組も考慮してしないといけない。基本的には足の速いランナーと打球方向を自在に打ち分けられる技術がある打者の組み合わせが必要だからである。近年のライオンズでは9番金子選手、1番秋山選手は強力なコマになり得た。金子選手の走力と秋山選手の技術はエンドランには最適である。金子選手の単独スチールが頭にある相手チームの二遊間は2塁カバーを強く意識するのでより大きく三遊間か一、二塁間が空きやすい、そこを秋山選手が狙い打てば成功率は上げやすかった筈だ。今のチームで秋山選手を役を担えるのは栗山選手だと思う。エンドランの技術を磨いて金子選手、栗山選手の一、二番というのは今のライオンズの一つのソリューションだろう。或いは源田選手に打ち分けの技術が身につけばネコゲンコンビの一、二番の価値も上がる。或いは5番外崎選手6番栗山選手でエンドランを視野に入れても良い。

ライオンズでの活用は思いつきで書いてる部分もあるので現実にはすぐには使えないかもしれないが、エンドランに念頭に置いて技術力を磨いていく事はこの作戦が軽視される傾向にあるからこそ有効であろう。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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