スパンジェンバーグ選手の守備を補う守備陣形を提案。

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今晩は。戦術を考えるtthgです。

昨日の記事についてsinddarさんより下記のご指摘を頂いた。

sinddarさんご指摘のようにスパンジェンバーグ選手の守備については確かに深追いしすぎて他の選手の邪魔になるケースが散見される。その指摘を受けて昔書いた下記の守備体系が有効ではないか?と感じた。

ファーストとサードの最適守備位置~セイバーメトリクス的戦術考察⑥~


上記の記事で提案したのはファーストとサードは前に守って三塁線と一塁線及び自分より前に守る事に集中する。セカンドとショートが一二塁間と三遊間及びポテンヒットをカバーするというコンセプトである。これを応用して、ショートの源田選手に三遊間と二遊間スパンジェンバーグ選手に一二塁間を任せるという明確な役割分担をしてみてはどうか。


汚い手書きの画像で申し訳ないが、図示すると下記のようなイメージある。

スパンジェンバーグ選手は自分より二遊間よりは基本的に追わない。常に一二塁間よりに意識を持って守る。その代わりできるだけ二塁よりを守る。一二塁間だけに意識を持って入ればスタートがより早く反応できるので一二塁間よりの守備範囲は広くなる。また、ファーストが一二塁間よりはケアしないのでスパンジェンバーグ選手は一二塁間よりはトコトン追えば良いので連携の問題も生じない。源田選手との関係でも自分より二塁よりは全部任せれば良いので連携が容易になる。

昨日も引用した下記のスパンジェンバーグ選手の二塁のUZRのスタッツを詳しく見るとDPR1.9、RngR-1.8、ErrR0.4となっている。DPRはダブルプレーへの貢献、RngRは守備範囲、ErrRはエラーの指標である。他の選手と被るぐらい追いかけてる割には守備範囲は狭く、守るべきところを限定した上記の作戦は適している。DPRは良いので併殺における連携は得意なようなので中間守備の時は普通に守らせても問題なさそうである。

本来は阿吽の呼吸で一番アウトにしやすい者が獲るというのが一番良いわけだが、皆がそれができるわけではない。また源田選手という稀代の守備範囲の広さを持つショートがいるのだからその特徴を活かして他者の守備位置を考えることも一つの選択肢である。三遊間一二塁間のヒットは現状より増えるだろうが、長打が減りボテボテの内野ゴロが安打になるリスクを減らせればトータルで現状からプラスないしトントンはできそうである。。昨日も書いたがスパンジェンバーグ選手で現状と同じだけのアウトが取れれば外崎選手ライトで守備全体ではプラスになる。

色々問題のあるスパンジェンバーグ選手だが、現状彼を活かせないと戦力アップは難しいのだから首脳陣やスコアラーは知恵を出してもらいたい。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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