再契約したスパンジェンバーグ選手を最大限活かす方法を考えてみた。

今日は。ライオンズの補強が気になるtthgです。

下記の通りスパンジェンバーグ選手との契約が正式に発表された。

個人的に今年のライオンズの最も現実的な補強はスパンジェンバーグ選手の覚醒であると考えている。本来は新規の外人を捕ってくるというのが普通の選択肢だが、年末で下記の動画で語った通り、tthgは今年の新規補強ナシは仕方ないという考えである。(もちろん現状でも他のチームがちゃんと補強しているという現状に不満はあるが、経済的な問題はこれまでの積み重ねなのでいきなりどうしようもない。また個人的にコロナの経営的リスクは相当重いものと考えているのでお金を使えないという現状には理解をしたい。)

そんな中、今年の戦力的な上積みは選手の「成長」に期待するしかない。そこで「誰が一番可能性があるか」という話になるわけだが、二軍で活躍しているとか見るべきものがあるとかは不確定要素が大きすぎる。個人的には、2016、2017の山川選手や2019の平良投手のようにシーズン後半で一軍レベルの活躍をしていて「今年は通年でレギュラー期待」という場合でないと期待しない事にしている。そのレベルにある若手は2020シーズンに一瞬一軍で活躍した鈴木選手ぐらいで、それも短い間で失速したので大きい期待はできない。そんな中、スパンジェンバーグ選手は来日1年目で一応シーズン通してレギュラーだった。二年目は日本の野球に慣れてきて大活躍という期待が多少できる。少なくとも一軍で少しの結果もだしていない若手よりは期待できる。



スパンジェンバーグ選手の覚醒について参考にしたいのが、バファローズなどで活躍したタフィローズ氏。ローズ氏は来日当初はどちらかというと中距離ヒッターだった(96年27本,97年22本,98年22本、OPSが96年.880,97年.917,98年.801)が、来日4年目に40本塁打OPSで1.015という成績を残して以降6年間で5度OPSで.950以上という大砲に進化した。スパンジェンバーグ選手も111試合で15本塁打でOPS.807なので日本ではある程度ホームランを期待できる打者と言えるし、年齢的にもローズ氏と同様来日時28歳で伸び代はある。また、メジャーでのシーズン最多本塁打がローズ氏8本(95年308打席)スパンジェンバーグ選手13本(17年486打席) と類似している。三振が多いという欠点はあるが、 大砲としての才能だけで言えばローズ氏に近いポテンシャルがあってもおかしくはない。

タフィローズ氏成績

スパンジェンバーグ選手成績

一方で、ローズ氏も大砲に進化するまで3年かかったし、初年度の成績では三振数では圧倒的にスパンジェンバーグ選手が圧倒的に多い(ローズ氏130試合で122,スパンジェンバーグ選手111試合で150)という問題もある。普通にやっていては粗さの目立つスパンジェンバーグ選手が開花する可能性はローズ氏より低い。そこである程度工夫が必要である。

まず、スパンジェンバーグ選手は秋山選手の代わりに1番をという期待をされていたわけだが、これだけピンかパーという選手は1番には向かない。多少率は悪くても40本を目指して行く方がベターである。現状でも.268の打率を残しているので正確性を犠牲にすれば25本ぐらいは行けそうである。それで打順的には8番あたりを打たせたい。下位打線ならたまにドカンと打てるで充分である。(その他の主力が復調してスパンジェンバーグ選手に下位を打たせる状況を作らないといけないが。)

もう一つは三振を恐れず狙い球をしっかり絞る事と英語のできるアナリストを雇って長打の確率を上げる事。打率2割ちょっとで良いと諦めれば三球とも狙い球を絞って外れたらごめんなさいで良い。(ちなみにこれは里崎氏が現役時代にやっていた打法)それを首脳陣がOKすれば良いだけだ。それから試合を見る限り結構なんでも振って来るタイプなので、晩年にノムさんから配球を読む打撃を覚えてホームラン王に輝いた元イーグルスの山﨑選手のように開花する事も期待できるように思う。

その上で更に問題なのが守備。正直サードやレフトは怖い。さりとてDHもメヒア選手、栗山選手、中村選手と候補がたくさんいる。そして彼等が全滅のケースでは今年勝てる見込みもない。スパンジェンバーグ選手には守備でも及第点でクリアしてもらう必要がある。これらの点を解決する手段として本職のセカンドで起用する事を考えたい。一応下記の通りアメリカ時代はセカンドのuzrだけは通算で0.5と平均的な守備はこなしている。勿論外崎選手に比べたら劣るし、監督の好みとしてそのまま使うというわけにもいかないだろう。そこで提案なのだが、二塁守備は監督が専門家なわけだからキャンプで通常練習後にマンツーマンで指導して育ててはどうか。セカンドを水準以上こなせるという付加価値が有れば低い打率も相対的に我慢しやすい。

スパンジェンバーグ選手uzr

実はこれはスパンジェンバーグ選手のためにだけではなく外崎選手の復活のための提案でもある。下記の記事でも分かる通り、2018シーズンでブレイクした外崎選手はライトの時がサードに比べて5分も打率が良かった。

外崎選手守備位置別成績。

2019シーズンにセカンドのレギュラーとして活躍したのでセカンドでは問題ないという見方もできるが、内野守備の方が負担は大きいのでそれから開放してあげた方が外崎選手の打撃にはプラスという可能性は捨てきれない。外崎選手の場合、打撃面では長打を打てる上に3割近い打率で打ってもらわねばならない選手なのでスパンジェンバーグ選手よりも守備の負担を下げたい。

外崎選手の場合、2018シーズンでライトのuzrで1.1とプラスしており近年uzrでマイナスを連発している木村選手よりも外野守備でも貢献できる。外崎選手のセカンド守備がなくなるのは痛いが、センター鈴木選手、レフト金子選手とかでレフトでは大きくプラスできる金子選手を活かせばトータルで守備のマイナスもカバーし得る。(鈴木選手が9番で良いのでレギュラーレベルになってもらう必要はあるが。)

外崎選手2018uzr

正直ここまで書いて実現可能性は低いよねと自分でツッコミたくなってしまったが、正直これを上回るやり繰りの仕方はtthg的には思いつかなった。それぐらい今のまま勝とうというのは難しいということだろう。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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