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松坂投手再契約は疑問手

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おはようございます。少しでもライオンズに強くなって欲しいtthgです。

下記の通りライオンズは松坂投手と2,000万で再契約した。

西武は21日、松坂大輔投手(40)と来季の契約を更新したことを発表した。年俸は推定で2000万円。今季14年ぶりに西武復帰も、開幕が延期すると7月に脊椎内視鏡… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
西武、松坂と2000万で契約 渡辺GMも復活願う - プロ野球 : 日刊スポーツ - nikkansports.com

正直に言うとこの契約は疑問である。まず、戦力としては全く当てにできない。2018シーズンにドラゴンズで一年投げたがその後2年まともに投げていない。2018シーズンの前はホークスで何年も投げていなかった。今のライオンズは非常に厳しい状況だ。野手の選手層の問題や先発のコマ不足は深刻だ。戦力として期待できないベテランに2,000万払うならその金でマイナーの外人を一人取ってきて試すべきだ。今の松坂投手が一軍で戦力になる確率と実績のない若手外人が覚醒する確率では後者の方が高い。



最も、松坂投手については「戦力以外の理由」で価値があるという主張が結構ある。最たる例は松坂投手のポスティングでライオンズは60億もらったのだからライオンズはその恩に報いるべきだというものである。しかし、これは下記の記事でも書いたとおり、ライオンズも60億の代わりにエースを差し出すという代償をはらっているのだから少々的外れである。


更に、ライオンズは既に去年松坂投手にチャンスを与えて十分にその責任は果たしている。それで結果を残せなかったのに本人がやりたいというだけで残す理由はない。百歩譲って60億の恩義が松坂投手に好きなだけ現役をやらせる権利を与えるほど大きいのだとしても、今は状況が悪すぎる。ライオンズはコロナ不況で極めて深刻な打撃を受けている。来季も観客制限なしで開催できるのかもわからず財政的に極めて厳しい制約がある。それにも関わらず60億の恩義を重んじる必要があるのか。それは平常時の理屈であって緊急事態の今そこまでする理由はないとtthgは思う。

もう一つは松坂投手の「客寄せパンダ」としての価値である。勝てなくてもグッズ販売などで回収できるという事だが、これは確かに一理ある。財政難だからこぞ松坂投手の集客力が必要というのは理解できなくもない。だが、松坂投手は復帰二年目でありグッズの売り上げも今年ほどは見込めない。来季引退を早々に発表して引退試合と引退記念グッズで儲けるという場合は一定の利益は見込めるが、それが根本的な経営改善につながるほど大きいかというと疑問が残る。経営的にあり得るとしたら、松坂投手がある程度ローテを守って集客が厳しい平日に集客してくれることだろう。しかし、これはライオンズが強ければ問題にならない。基本的に強ければ平日でも客は集まるからだ。

諸々考えてみると松坂投手に2,000万使うなら若手外国人を取ってきてその覚醒に期待するべきだった。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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